相談室ブログ,その他

恩師である斎藤先生のYotube「齊藤學チャンネル」に再びお邪魔する機会がありました。

前回は、「ペットロスからはじまって、子どもの権利条約で終わる」お話をさせていただきました。今回は、その続き。「子どもの権利条約について」のお話をさせていただきました。

子どもの権利条約は1989年11月20日に国連総会で採択されました(日本が批准したのは1994年)。その記念の月である11月に合わせて収録していただき、無料配信は11月半ばを予定しています。

「子どもには愛される権利がある!」

とはいえ、子どもの権利条約についてのボリュームが、かなり少なかったのではないかと気になっています。

何しろ、例に漏れず、斎藤節に乗せられて、話題はあっちへ行ったりこっちへ行ったり。道徳教育や校則問題、私のプライベートまで、語ってしまいました。

でも、子どもの権利条約を語るうえで、これだけは知っておいていただきたい大事なポイントだけはお話できたかと思います。

それはつまり、「子どもには愛される権利がある!」ということ。そして、子どもの権利条約は、「愛される権利を子どもに保障せよ!」と述べた、極めてレアな国際条約(法)であるということです。

予告動画をご覧あれ

通常、法とは決まり事を規定したもの。AIに尋ねたところ、「社会の秩序維持や個人の自由を確保するために、社会の中で守られるべき『規則』や『規範』の総称」との答えが返ってきました。

それなのに子どもの権利条約は、「愛する」するなどという抽象的かつ曖昧模糊としたものを前文で謳っているのです。いったいどういうことなのでしょう。

予告動画を貼り付けておきますので、ご興味のある方はのぞいてみてください。

Posted by 木附千晶 

相談室ブログ,心理療法カウンセリング

前々回の記事で、性格傾向を測る検査3種類をご紹介しました。
今回はさらにこちらの相談室で実施可能な2種類について説明させていただきます。

Y-G性格検査

チェックリストタイプの検査で、性格を構成する12の因子の強弱を測定します。
以前の記事でご紹介したTEGも同じチェックリストタイプですが、Y-Gのほうが質問項目数が多いため、より幅広く情報を得ることができます。

こちらは相談の時間内もしくはご自宅で実施していただき、その次にお越しいただいた際に、書面にて結果をお渡しし、フィードバックをおこなっています。
検査用紙代および結果書面の作成費用としまして通常の相談料金に加えて2,200円を頂戴しております。

親子関係検査

小中学生のお子さんとその親御さんを対象とした検査です。日頃の親子間の関わり方にどのような傾向があるか、客観的に知ることができます。

家族間のコミュニケーションは、日常のこと・あたりまえのことであるが故に、何が問題で、どう変えていけば事態が改善するのか、ご自身ではわかりにくいことも多々あります。そのようなときに新たな視点を得る一助になるのではないかと思います。

親子それぞれの実施は3,300円、親御さんのみの実施は2,200円となります。

こちらも実施後の次のセッションにて書面にて結果をお渡しし、フィードバックと助言をさせていただきます。

そもそも心理検査とは

心理相談機関や医療機関で実施している心理検査は、楽しむことを目的として作られた心理テストとは異なり、心理学の理論に基づいて作成され、‘測定したい事柄がきちんと結果に反映されているか’という専門家による検証の段階を経て、現場で活用されています。

「検査結果が100%絶対に正しい」ということではありませんが、自己理解を深めるため、またはお悩みの解決のために活用できる部分もあるかと思います。

興味をお持ちの方は、担当カウンセラーまでお気軽におたずねください。

Posted by 梶原真弓

相談室ブログ,その他

当面、裁判所に提出する意見書の作成を控えさせていただくことにしました。

最近、「離婚・面会交流調停(審判・裁判)をしているのだが、意見書を書いて欲しい」という主訴で来室される方が、非常に多くなっています。

いわゆる“子どもの連れ去り”に遭った方々からの依頼です。

“子どもの連れ去り”は青天の霹靂

“子どもの連れ去り”というと、ちょっときつく感じられるかもしれませんが、当事者からすれば、まさに青天の霹靂に遭遇したわけですから、強い言葉を使いたくなる気持ちもわかります。

「帰宅したら妻(夫)と子どもがいなくなっていて、二人の荷物も無くなっていた」
「子どもを連れて帰省したまま戻ってこない」
「突然、離婚調停の通知書が届いた」

どれもこれも、「まさか自分の身にそんなことが起こるとは!」というようなことばかりです。

親子関係は良好だったのに

そして、多くの場合「子どもとまったく会えなくなった」とおっしゃいます。

これは私のまったく個人的な感想ですが、「子どもを連れ去られ、子どもと会えなくなった」と来室する方の多くが、一緒に暮らしていたときには親子関係が良好だったように感じられます。

男性の場合、「いまだ男女の家事育児労働に負担に大きな開きがある日本で、こんな父親もいるのか」と思うほど、子どもの面倒をみてきた方も少なくありません。

しかしだからこそ、突然、子どもとの関係を断ち切られた悲しみは、深く、生きる望みも失ってしまうほどです。

子どもはどんな思いでいるのか

そうした方々のお話をうかがうたび、胸が痛みます。ご本人もさることながら、そんな父親・母親から引き離された子どもは、「いったいどんな思いでいるのか」と考えずにはいられません。

だからついつい「微力ながら、何かできれば」と思ってしまうのですが、このたび作成を控えることにいたしました。

何しろ、ことの経緯はかなり複雑です。もちろん、ケースによって事情はまったく違いますし、調停や裁判となると、その資料も膨大になります。

それらに目を通し、意見書を仕上げるにはかなりの時間を要します。数日で書きあげることはとうていできません。

ご希望される方にはまことに申し訳ございませんが、どうかご理解いただけたらと存じます。                           

Posted by 木附千晶 

相談室ブログ,心理療法カウンセリング

自己理解のための心理検査①

心理検査は、性格検査と知能検査という2つのカテゴリーに分けられます。
知能検査は知能指数(IQ)を測るためだけでなく、発達特性を把握する、つまり生まれ持った得意・不得意を把握する、という目的で近年多用されるようになっています。
知能検査については、以前ご説明していますので、こちらをご覧ください。

今回は、性格傾向を測る検査をいくつかご紹介させていただきます。

TEG(エゴグラム)

チェックリストタイプの検査で、性格傾向を5つの指標から知ることができます。

元々アメリカで開発された検査で、TEGはその日本語版です。精神科・心療内科などの医療機関だけでなく、学校・企業での自己理解を深めるための研修など、さまざまな場で広く用いられています。

10分程度で実施できるので、通常のご相談の時間内でも気軽に取り組んでいただけます(お持ち帰りいただき自宅で実施後、次のご予約の際に持参でも可)。

FIT(フィット)

家族関係についてお悩みの方にお勧めの検査です。家族の複数のメンバーに問題があり、何から取り組んでいけばよいのか考えたいときや、長期の不登校や引きこもり等を抱える家族に、他の家族がどう関わっていくべきか考えたいとき、等に適しています。

実施後にカウンセラーとの振り返りを通して家族のメンバー同士の関係性を客観的に捉え直し、よりよい家族の在り方を考えることで、状況の改善を目指します。

SCT(文章完成テスト)

所定の検査用紙に文章を書き込んでいただくタイプの検査です。性格傾向や価値観、自分自身の過去や現在・未来をどう捉えているか、対人関係の持ち方などを広く測ることができます。
実施には個人差がありますが30~60分程度かかりますので、ご自宅で記入後にご持参いただく形がお勧めです。

今回ご紹介の3つの検査は、通常のご相談料金の中で実施可能です。興味をお持ちの方は担当カウンセラーまでお気軽にご相談ください。

Posted by 梶原真弓

相談室ブログ,心理療法カウンセリング

「しばらく子どもと会えずにいたら、『もう一生(パパもしくはママと)会いたくない』と言われた」

「配偶者が連れ去った子どもと久々に面会することになったが、どのような対応をしたらよいか」

「ずっと一緒に暮らしていなかった子どもと同居することになりそうで戸惑っている」

そんなお悩みに応えるべく、「CAFIC親子再統合プログラム」をつくりました。

「子どもの権利条約」をベースにしたプログラム

同プラグラムの最大の特徴は、子どもの成長発達のための国際的な約束事である「子どもの権利条約」をベースにしていること。もう少しだけ補足すると、「自然な環境としての家庭(実父母)による愛情と幸福と理解のある環境」(条約前文)を子どもが持てるよう援助するプログラムになっていることです。

実父母は子どもにとって「自分を自分たらしめる欠かせない存在」であり、自分の一部です。だからこそ子どもが調和の取れた人格へと成長発達(条約前文)するには、「両親に愛され、望まれて生まれてきた」という確信が必要です。

ところが、そんな単純かつ明快なことが、今の世の中ではなかな実現できずにいます。

間違った「子どもの意見表明」の扱い

とくにやっかいなのが「子どもの意見表明」の間違った扱いです。

2022年に成立したこども基本法に子どもの意見表明機会の確保・こどもの意見の尊重が基本理念として掲げられてからというもの、「子どもの意見を大事にしよう!」「子どもの意思を尊重せねば!」と、離婚や同居、子どもがどこで暮らすかなどについても、子どもの意見が最優先だとする考えが広まっています。

例えば、子どもが「別居親に会いたくない」という拒否意思を示せば、「別居親と会わなくてよい」と判断してしまう、というようなことが起きているのです。

しかし、これは子どもの権利条約の「意見表明権」(第12条)を大きく取り違えていると言わざるを得ません。

条約がいう「意見表明権」とは

「子どもが意思決定した内容そのもの」の実現が意見表明権の尊重にあたると考えるのは間違いです。

子どもは、今できる精一杯のやり方で身近なおとなへの呼びかけ(泣く、黙る、暴れる等の欲求も含む愛着行動)ます。こうして表された子どもの思いや願いをおとながきちんと受け止め、応えることで、そこに子どもの成長発達のベースとなる人間関係を子ども自身がつくることを保障すること。それが意見表明権の尊重なのです。

もし、子どもが片方の親を拒否しているとしたら、その子どもの気持ちを受け止めつつ、「どうしたら拒否感が和らぎ、両方の親と良い関係を築けるか」を周囲のおとなが真摯に考え、対策を講じていくことです。

子どもにとって両親はいずれも、唯一無二の存在であり、自分の半身です。そんな大切な親を切り捨て、否定するという残酷な人生を子どもが歩むことのないよう、できる限りのサポートをしていきたいと考えております。          posted by木附千晶

相談室ブログ,子どもに関する相談(問題)

以前、お子様のカウンセリングを行う際の導入部分についてご説明させていただきました。
詳しくはこちらをご覧ください。

カウンセリングの頻度は?

カウンセリングの頻度は、カウンセラー側からは指定しておりません。お子さんの不安定さが顕著であったり、不登校・引きこもり傾向のため定期的な外出の機会を設けたい、という場合は、1~2週に1回のペースで始めてみてもよいかと思います。

お住まいが遠方で頻繁に来室するのが難しい場合や、お子さんが学校・部活・習い事等で忙しい場合は、無理せずに月1回くらいを目安にお越しください。

どのくらい続ける?

こちらもケースバイケースです。1~2回でははっきりした効果・変化が出ないことも多々ありますので、まずは4~5回程度を1クールとして見ていただけるとよいでしょう。

始めは少し頻度を多めで(たとえば2週に1回ペース)、安定してきたら、それを3~4週に1回、その後は1~2ヶ月に1回、と徐々に間隔を空けていくのもお勧めです。

子の相談内容は秘密ですか?

お子さんがどのようなことを話しているのか、親はどう関わったほうが良いのか、と心配になられる親御さんも多いかと思います。

お子さんがカウンセリングで話した内容は、基本、そのまま親御さんにお伝えすることはしておりません。お子さんが「カウンセラーに話したことは親に伝わるんだ」と思ってしまうと、本心を話さなくなってしまい、カウンセリングそのものがスムーズに進みにくくなるためです。

お子さんへの対応でお悩みの親御さんには、ご自身のカウンセリングとしてお越しいただければと思います。
そのご相談のお時間の中で、カウンセラーから助言・提案をさせていただいたり、必要に応じて、お子さんのカウンセリングを通じてカウンセラーが感じていることをフィードバックとしてお伝えさせていただいたりすることはあります。

詳しくは担当カウンセラーまでお気軽にご相談ください。

Posted by 梶原真弓

相談室ブログ,自助グループミーティング

同じ問題を抱える人々が集って体験や感情を共有したり、お互いを理解し合ったりしながら、問題解決や回復へのヒントを得る自助グループ。
現在、CAFICでは、ZOOMを使って以下の3つの自助グループを稼働させています。

最後に挙げた読書会は、厳密に言うと自助グループではありませんが、「斎藤学」をキーワードに読書会にたどり着く人がほとんど。そのため自助グループになじみがある方が多いようです。

そして、「ゆるーい集まりの方が良いなぁ」という私の思いもあって、自助グループ的な色合いの濃い展開になることが多いのが現状です。

参加には同意書の記入が必要

CAFICの自助グループに参加する際には、参加についての注意事項を読んでいただき、同意書に記入していただいています。

参加者の方々が安心して気持ちを表現したり、感情を分かち合えるようにするためです。

ルールや同意書の詳細はホームページ中の「ミーティング参加の申し込み」を読んでいただきたいのですが、そこに書かれたことを端的に申し上げると、「ミーティングでの発言は、言いっぱなし、聴きっぱなしで、全体の運びは主催者(ファシリテーター)に従ってもらう」ということです。

参加のルール

もちろん発言は自由ですが、誹謗中傷に当たることやプライバシーにかかわることを尋ねることは御法度です。

さまざまな事情で声を出しての参加が難しい方がおられたり、情報共有のためにチャットも使用しますが、お互いの距離感を守るために、原則として参加者同士での個人チャットはご遠慮いただいています。

安心して参加できる場に

参加者の方々がそれぞれの意思で、個人的に親しくなることは良いのですが、たとえばマッチングアプリや友達づくりが目的となると、ちょっと違う、ということになります。

オンラインである故の気軽さで、ふとお互いの垣根を越えてしまったり、距離感がつかみにくいこともあるかもしれません。が、自助グループ本来の機能、目的をご理解のうえ、だれもが安心して参加できる場になるよう、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

                                                           (木附千晶)

相談室ブログ,子どもに関する相談(問題)

進級・進学の時期ということもあり、お子さんのカウンセリングに関する問い合わせが増えています。
お子様のカウンセリングは、就学年齢(小学1年生)以上でお受けしております。年齢に関わらず、進め方は以下のようになります。

初回相談は保護者様のみ

こちらの相談室では、初回のご相談にはお子様の同席はなしで、保護者様のみでお話をお伺いしております。

ご両親がそろう必要はありませんので、お子さんのカウンセリングの必要性をより感じていらっしゃる方・ふだんのお子さんのご様子や今までの経過をよくご存知の方お一人にお越しいただければと思います。オンライン(ZOOM)での対応も可能です。

初回相談の際にお子様本人の同席をお勧めしていない理由は、以前の記事で詳しく書いていますので、こちらをご覧ください。

2回目以降でお子さんの心のケア

ここからがご本人の登場です。基本的には保護者様の同席はなしで、お子様のみでカウンセリングをおこない、終了のお時間にお迎えをお願いしております。
申し訳ございませんが、こちらの相談室には待合室がありませんので、保護者様には近隣のカフェや駅周辺でお過ごしいただいております。(ご近所にお住まいの方・中学生以上で自分で帰宅できる方はもちろんお迎え不要です。)

対面カウンセリングがお勧め

小学生のお子様の場合、まだコミュニケーションの力が発達途上ですので、大人のように自分の考えを言葉であれこれと述べたり、カウンセラーとのやりとりの中で新たな気づきを得たり‥というのは難しいことが多いです。中学生・高校生は言葉での表現力・思考力がだいぶ発達してきていますが、やはり可能でしたらオンラインでなく対面をお勧めします。

カウンセラーと直接会って場の雰囲気に安心すること、その信頼関係があってこそのカウンセリングであり、心のケアとして効果を発揮しやすいというのが一つの理由です。もう一点、箱庭療法など相談室でないと実施できないカウンセリングの手法があるため、というのも大きな理由です。

今回は、カウンセリングの導入部分についてのご案内でした。その後の進め方については、またの機会に書かせていただきたいと思います。

Posted by 梶原真弓

相談室ブログ,その他

今年のはじめ、恩師である斎藤先生のYotube「齊藤學チャンネル」で対談をさせていただきました。

齊藤學チャンネルのそもそもの目的は「斎藤先生が臨床経験をもとに当事者と語る」こと。少しのぞいていただけばおわかりのように、公にはなかなか語れない、一般的にはタブー視されている動画ばかり。

登場する当事者の方々が赤裸々に語る自身の体験・経験、「常識」にとらわれない考えには感服するばかりです。

そうしたある意味、“突き抜けた”方々に交じって「私に語ることがあるのだろうか?」と、お引き受けするか迷ったというのが、お誘いを受けたときの率直な思いでした。

「準備は不要」の対談

運営者の方に「私が話せることがあるでしょうか? 当日はどんな準備をしていけばいいですか?」と尋ねると、次のような回答が・・・。

「斎藤先生がどんなことを話したいかで方向性はいくらでも変わってしまいますし、どう運ぶかわからないので、準備は不要です」

なるほど、斎藤先生ならそうに違いありません。斎藤先生の話しっぷりをご存じの方であれば、納得の回答でしょう。

ペットロスから子どもの権利条約

猛者ばかりが集まった対談に交じり、準備もせずにいったい私が何を話させていただいたのかと言うと・・・「ペットロスからはじまって、子どもの権利条約で終わる」お話です。

そう書いても「一体何の話をしたのか、わからない。ペットロスと子どもの権利条約がどうつながるの?」と首をかしげる人がほとんどでしょう。私自身も、この話の流れを短いブログのなかでご紹介することはちょっと難しい、というのが正直なところです。

知りたい方はぜひ配信を

はてさて「ペットロスから子どもの権利条約」にいったい、どうつながるのか。知りたい方はぜひ、配信をごらんください。

①『ペットロス問題』ーペットへの愛着のあり方について(3/27公開) 
②『薬物依存の元』前編ー虐待と男尊女卑と薬物依存と(4/3公開) 
③『薬物依存の元』後編ー虐待と男尊女卑と薬物依存と(4/10公開) 
④『「子どもの権利条約」とは』ーこどもも一人の人間であるという当たり前の認識をもつこと(4/17公開)

上記の日程で無料配信となりますので、乞うご期待!

相談室ブログ,子どもに関する相談(問題)

12月に更新の記事で、‘親子カウンセリングを考えているけれど、子どもが同意しない場合’の対応について書かせていただきました。
今回は、実際にお子さんも同意した上で、カウンセリングを導入する場合の進め方についてご案内させていただきます。

初回は保護者様お一人で

お子様の年齢に関わらず、初回のご相談は保護者様お一人でお越しいただいています。
初回は今までの経過や現在お困りの事柄をお伺いし、問題整理と「何から話し合うと良さそうか」という優先順位付けをおこないます。

これはその後のお子様同席での話し合いをスムーズに、かつ効率よく進めていくための重要なステップです。
初回から親子同席ですと、この準備段階を踏めなくなってしまうため、カウンセラー側の状況把握が十分になされないまま、家庭での親子げんかが再現されてしまったり、あるいはお子さんが黙りこくってしまったりと、かえって非効率なことが多いです。

次のステップはお子様のみ

保護者の方からお話を伺った後、お子様にも個別でお話をお伺いしています。どんなにやりたい放題のお子さんであっても、本人なりの思いや考えがあり、子どもの立場から見た言い分があります。まずは親御さんがいらっしゃらない場で、本音を話してもらっています。

お子さんが「自分の気持ちもきちんと聞いてもらえる場なんだ」と感じ、安心感を持ってもらうことが、その後の親子カウンセリングの際の‘対立でなく、よりより関係を目指していこう’という姿勢につながります。

親子同席でカウンセリング

上記の準備段階を経て、いよいよ同席での親子カウンセリングです。すでに問題はある程度整理されてきていますので、カウンセラーが進行役となって、話し合うべきテーマについて双方の意見や思いを伺いながら進めていきます。

ご両親とお子様、あるいはそれ以外のご家族の方も含めてのカウンセリングを検討されている場合は、あらかじめカウンセラーにご相談ください。話し合う問題や状況にもよりますが、初めの段階から皆さんそろって進めるよりも、限定されたメンバーでスタートしたほうがスムーズに進むこともあります。

夫婦関係のご相談にも共通して言えることですが、このようなステップをあせらずに踏みながら進めていくことが、複数の方の関係調整をおこなうカウンセリングでは重要です。お困りの方は担当カウンセラーまでお気軽にご相談ください。