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フジテレビがあるお台場に「ダイバーシティ」というショッピングモールがあります。これを街の1つと認識している人も多いはずです。お台場とダイバー、確かに音が似ていますし、私もまたダイバーシティという何かがお台場にあるのだと思っていました。

最近、みうらじゅん「老いるショック大賞」(筑摩書房)を読んでいると、全く同じ話がでてきて、80歳代の夫はダイバーシティを街と、妻はダイバーが集う「海底都市」と認識していたと書かれていました。

みうらじゅんは、このような場合、田宮二郎が司会をしていた「クイズタイムショック!」さながら「老いるショック!」と叫ばなければならないと述べています。

知らない言葉?

調べるとダイバーシティ(Diversity)とは、人や組織の多様性を示す言葉とあります。夏になると都内の各テレビ局は夏休みにさまざまなイベントを催しており、ダイバーシティのお台場はお祭り騒ぎなのかと勝手に思いこんでいました。そもそも多様性を謳うのならば、最初から日本語を使ってくれるとありがたいのですが、これも時代の流れなのでしょうか。
こんな話もあります。職場で「中学時代から東ヨコに通っている学生で、今でも行っているようで心配です」という30代に、60代中盤が、
「東横線のあたりってこと?(いやいや新宿に東横線ないからと心の中でつっこむ30代と私)」。還暦の私は、
「歌舞伎町にいつ東横インができたのかと思っていたけど、東映のゴジラビルの横をいうそうですよ」まさに言葉が通じない・・・世代間ギャップとも言えそうです。

オイルショック

73年の「第1次オイルショック」では、トイレットペーパーは1人1パックしか購入できませんでした。当時は土曜日も学校も仕事もありの高度成長期。小学生の私も家族総出でトイレットペーパーを手にすべく大切な日曜日を使ったものです。
この話を60代半ばの友人にすると、彼の家は当時「ちり紙」を使っていて関係なかったといいます。

「並んだことないし、都心だけの話じゃないの?」

いやいや、オイルショックもボットン便所にちり紙も平成生まれは知らないんじゃ?
「平成生まれに話しても全く通じない話だよね」

まさに「老いるショック!」。

(文責:R)

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この高齢者向けレジデンスは、CMで有名女優が宣伝している大手不動産会社が運営しています。 そのため、彼女の前の住まいの売却も含めすべてこの会社が対応してくれたそうで、最小限の労力で引っ越しができたそうです。
早くにご主人を亡くし、長年ひとりで暮らしてきた友人には子どもがおらず、これからの生活をどう整えるかは大きな課題でした。このレジデンスの特徴のひとつに、要介護2以上になると同じ建物内の介護棟に移り、看取りまで対応してもらえるという仕組みがあります。住み慣れた環境のまま必要なケアを受け続けられるのは大きな安心です。

たとえば夫婦で入居していた場合、夫が介護棟に移っても、妻はこれまで通り居室で暮らしながら、介護棟にいる夫と一緒に食事をすることもできるそうです。住む家が変わっても生活が完全に分断されない仕組みは、ご夫婦やきょうだいで入居される方にとって不安を和らげてくれるように思いました。

最後の贅沢

最後の時をどこで迎えたいか?それは人によって選択が異なるはずです。ある人にとっては、住み慣れた自分の家に居続けることが幸せでしょうし、どこであっても家族と共にいることを望む人もいるでしょう。いずれにせよ、友人のように「終わりまでが見通せる場」をあらかじめ選んでおくことも可能です。
仮に住み慣れた家で老後を過ごすと考えても、実際には病院、施設への移住を自分の意思や自覚がないまま強いられるかもしれません。身体や頭が動かなくなったら、自分自身での判断は難しくなるはずです。

判断できる時期に決断するという彼女の潔さは、私も真似てみたいと思わせるものでした。できる限りは自分で料理をし、レストランで食べたいものを選択する。図書館でいままで触れたことのないジャンルの書籍に挑戦してみる。ジムで筋力の維持を願い、大浴場やサウナを楽しむ。陽の降り注ぐカフェ、まるでホテルのような環境で自分の好きなものに囲まれて過ごすのは、私が憧れる老後の姿の1つでもあります。

判断力が残るうちに

Youtubeを見ていると、高齢の方が自分好みにカスタマイズされた団地暮らしをしていたり、老後を見据えた家づくりを披露されていたり、子どもと2世帯住宅に建て替えるなど、さまざまな暮らしの工夫を知ることができます。

彼女の住むレジデンスであれば、施設までは路線バスで直接行けるため、免許を手放したあとでも、安心して暮らせそうです。もちろん駐車場も完備しているため、ここから通勤している入居者の方も多くいるそうです。

居室には専用のタブレットが備え付けられており、安否確認の通知、駅までのシャトルバスの時刻表、食堂のメニュー、館内のイベント情報まで手元で確認できます。紙の掲示板を探し回る必要がなく、年齢を重ねた生活にとっては大きな安心材料だと感じました。

どこに住み、どのように生活しながら終末を迎えるのか。判断力が残るうちに考える必要があることを改めて感じる1日でした。

(文責:R)

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高齢者レジデンス

先日、82歳の年上の友人が新しく高齢者向けレジデンスに入居したと聞き、引っ越し祝いに出向きました。

これまで住んでいたマンションを売却し、その資金を新しい住まいに充てたそうで、私自身も「将来の暮らし」を思い浮かべながらの訪問でした。

エントランスで待ち合わせし、クロークで入室記録を残すのと引き換えに、入館カードを首からぶら下げます。一流ホテル以上の落ち着いたたたずまいです。

食べること

和食膳

まずは、レストランで食事をと誘われました。常に3つのメニューから選択できるそうで、友人は和食膳を私はカレーそばを頂くことにしました。
以前見学した別の施設とは異なり、調理されたものでなく冷凍食品のように感じます。

毎食がレストランの食事だと飽きてしまいそうですが、レジデンスなので居室にはキッチンもあり、自炊も可能です。自炊は生活リズムや手先の運動、脳活につながりそうですし、なにより自分好みのメニューを楽しむことができます。
面倒な時は、いつでもカフェやレストランを利用できるのも安心です。友人は来客時と好みのメニューの時に限ってレストランを利用するという使い分けをしているようでした。

食後は、緑に恵まれ、たっぷりと陽の降り注ぐカフェに案内してくれました。お茶とケーキを頂きながら、カフェでは軽食を楽しめること、週末は近隣住民にも開放していることなどを聴きました。閉じた世界にならず、外とのつながりを保てる点も魅力的です。カフェのスタッフとも顔なじみらしく、和やかに雑談しているのも印象に残りました。

住まい訪問

広々とした共用部分は驚くほど広く開放的です。 廊下のあちこちに給水機や椅子が配置され、移動の途中で無理なく休めるよう工夫されています。図書スペースには近くの書店から選書された新刊書が並び、読書スペースや作業机などもあります。彼女のお気に入りの1つの空間となっているそうです。

スタジオスペースやジムの様子なども見せてもらいました、楽器の演奏も運動も24時間可能だそうです。共同風呂は大浴場でゆっくり温まることができ、居室の浴室掃除の手間から解放される暮らしは、想像以上に快適だろうと思います。
住まいのある階に移動すると、各居室のドアには素敵なリースや名札が飾られていますが、それ以外はホテル以外の何物でもありません。すっきりとした清潔さや、静かで重厚な空気を感じます。

居室は、クローゼットや棚が多く、収納家具は必要なさそうなのが目を引きます。友人もお気に入りの本棚だけを持ち込み、部屋をすっきり整えていました。居室入口の隣にはトランクルームもあり、断捨離を兼ねて整理した最低限のものを置いてあるそうです。唯一気になったのは、居室の天井がやや低いことです。圧迫感を覚えたのは、彼女のこれまでの住まいと比較してしまうからなのかもしれません。

この日最も印象的だったのは、
「結局は高齢になると、自立した生活は難しいのかしらね」と語っていたことです。

(文責:R)

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「大きな心理的負荷がかかると認知症が進む」と聞いてはいました。母は愛猫が亡くなった頃から、失見当識が激しくなり、短期記憶がさらに怪しくなり、物事の全体を見る能力が低下しました。

そうした中、迎えたMCIの新薬投与ができるかどうかの検査の日。それは愛猫の死から2週間ほど経った3月12日でした。前回の検査日から3ヶ月以上が経っています。前回の検査でさえ、すでにMCIと認知症の境界線との結果でしたから、かなり厳しいとは予測していました。

しかしそれでも、一縷の望みにかけて臨んだ検査でしたが、病院に向かう途中、私は暗澹たる気持ちになっていました。

見当違いな日付を繰り返す

認知症検査で、必ず聞かれるのが「今日の日付」と「今どこにいるか」です。病院への道中、検査を待つ間、私は何度も何度も「今日は何日?」「ここはどこ?」と尋ねました。

前回の検査でボーダーラインにいましたから、一つだけでも正答率を上げてほしかったのです。が、母は一度も正しく答えられませんでした。

確かに病院名はややこしくて長ったらしい名前なので覚えにくいかったかもしれません。しかし日付は、明快なはずです。ところが「えーっと、5月?」とか「今は秋だよね」など、毎回見当違いの回答を繰り返しました。

テスターとの相性も影響しました。認知症検査に限らず、心理検査はテスターとの信頼関係や相性にも左右されます。

担当する心理師がやってきて、にこりともせずに堅苦しい挨拶をし、「仕事ですから」という雰囲気をプンプンさせながら母を検査室へと誘導する後ろ姿を私は絶望的な気持ちで見送りました。冗談も言わない、最も母が苦手とするタイプです。

新薬投与に該当せず

案の定、結果は「新薬投与に該当せず」でした。

私のがっかり感が伝わったのか、担当医は「新薬の成果はまだ未知数なところも多いし、成果が出ているのは(80代の母とは違って)70代が多い。それに副反応の心配もある治療ですから、投薬をして本当にいい結果が出たかどうかもわかりません」とすまなそうに言いました。

「MCIなら、新薬投与ができれば、回復の可能性もあるのでは」との私の淡い期待は水の泡のように消え、「これ以上、認知症を進行させないようにするにはどうするか」を考えなければならなくなりました。

それは、私が本格的に「みなしごへの道」を歩み始めたということでもありました。

(文責:C)

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主治医がMCIの新薬投与ができる病院の紹介状を書いてくれたのは1月。はっきりとは言いませんでしたが、主治医からは「たぶん無理だと思うよ」という雰囲気があふれていました。

それでも、わずかでも可能性があるならばと、賭けてみることにしました。

甘くない現実

が、現実は甘くない。まず、検査の予約がなかなか取れません。
紹介された病院に電話すると、「すでに2月の予約は埋まっています。3月分の予約は2月1日13時からです」とのこと。2週間以上待つしかありません。

2月1日、親族を総動員して13時から電話をかけまくり、どうにか14時半頃に予約完了。「100回以上はかけた」(親族)とのこと。人気アイドルのコンサートのようでした。

もうひとつの試練は母が長年ともに暮らした愛猫の死でした。

愛猫の世話に苦戦

話はそれますが、年を越したあたりから、食欲が落ちた愛猫の世話に母はかなり苦戦していました。手を替え品を替え、いろんな缶詰やおやつを買ってきたつもりが・・・残念ながら認知症。

いつも同じ物ばかり買ってきてしまいます。ときどき「これは食べる!」というフードが見つかるのですが、それが覚えられない。私がネットで買うなどして、どうにかしのぎました。

愛猫の死から2週間後に検査

薬の投与もうまくいきません。免疫力が弱り、猫風邪が長引いていた愛猫に1日3回程度点眼点鼻薬をしなければならないのですが、これができない。回数が覚えられないし、やったかどうかもうろ覚え。

さらなる難題は、猫風邪の薬とは別に食欲増進剤も1日1回飲ませなければならなかったこと。専用のスポイトで体重に応じた量を与えるのですが、スポイトに印を付けておいても適量が分からないうえ、あごのあたりに噴射? するような状態でした。

数ヶ月は持つはずの食欲増進剤がわずか2週間程度で空になりました。

愛猫はみるみる痩せていき、2月25日に虹の橋へと旅立ちました。

そんな愛猫のお葬式から2週間後が、紹介された病院での検査の日でした。

(文責:C)

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母が認知症になりました。

正式に診断を受けたのは24年12月。しかし、振り返れば遡ること2年くらい前から「あれ?」と思うことが。

旅先で手回り品を入れたバッグが無いと大騒ぎ(衣類などを入れたバックの中から発見)。5年以上前の社会保険料控除の控えが「封筒にも入らない状態でポストに入っていた」と騒ぐ(発行元に確認するも、「そんなことはあり得ない」と断言)、通帳を落とし警察から連絡(「落としていない」と主張)、満期になった定期預金を「覚えがない」と手続きせず(私が一緒に行って無事解約)・・・などなど。

なのに少しでも記憶の怪しさを指摘すると、「私をボケにするな!」とものすごい剣幕で言うので、なかなかそれ以上は言い出せずにいました。

今思えば、あの全力で否定する感じが、まさに認知症の症状だったのだと思います。

MCIから認知症へ移行

しかし、いよいよ「これは検査に行かないと」と危機感を感じたのは、スマホを落としたり、車を電柱にぶつけて大破させたりという事件が続けざまに起きたからです。放っておいたら、金銭トラブルに巻き込まれたり、命にかかわる事故の可能性もあります。

頑固な母も、ひとりでは対処できないトラブルが重なって、しぶしぶ受診に応じてくれました。

認知症検査のひとつであるMSSE(簡易認知機能評価尺度) の結果は23点(30点満点中)。MMSEのカットオフ値は23点とされ、目安として23点以下で認知症の疑いがあると判断されます。

医師の所見は、「アルツハイマー型認知症。MCIから認知症へ移行をはじめている」というもの。投薬治療を始めるかどうかを問われました。

MCIの新薬を試せるか

今でこそ、アルツハイマー型認知症は薬を飲むことでその進行を遅らせるなど、少し希望が見えるようになりましたが、かつてはまさに「死に至る病」でした。記憶障害や失見当識が激しくなり、やがて歩行障害も始まって会話もできなくなり、衰弱していくのです。

母が診断を受けた時期は、ちょうどMCIの新薬として期待されるアルツハイマー病治療薬「レカネマブ (レケンビ)」の投与が可能になった時期でした。その投与の対処となるのはMMSE 22点以上。母はギリギリでした。調べると脳のむくみや出血などの副反応もあるとのこと。

どうするか1月弱考え、思い切って「新薬を試してみたい」と申し出ました。

(文責:C)

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前回のみなしごZOOMは、私がブログに書いた詐欺の話を読んで、参加者のみなしごAさんが、一人暮らしがターゲットになりやすいというさまざまな例を紹介くださいました。
Aさんは、3月末にプリペイドカードの不正利用にあわれたことがあり、また、過去には、銀行のデビット口座でも体験したそうです。

多様化する詐欺の手口

Aさんは言います。

「たとえば、何らかのきっかけでカードを作り、カードが手元に届き、引き出しの中に入れっぱなしで使用する機会がなくても、カードが不正使用されることがあります。

また、最近よく使われるQRコードも、読み取って意図しないページに誘導され、詐欺にあうこともあるようです。確かに、QRコードを読み取って、そのURLが正しいものか否かは確認しないですよね。
人や年齢にもよりますが、ネットやPCのセキュリティに関する意識にはかなり違いがあります。そもそも、私のように十分にスマホの機能を活用できていなかったり、迷惑メールか否かを見分けられない巧妙なお知らせも毎日のように送られてきます。

最近では、主にネットで知られる〇〇証券への不正アクセスで、勝手に株を買われていたなどの報道もありました。〇〇証券はネット銀行も展開していますから、銀行の情報もすでに把握されている可能性があります。カードの不正請求も日頃から利用明細を確認する習慣があれば防げそうです。誰でも被害にあう可能性はあるわけですから、疑わしいと感じたら警察の相談窓口に問い合わせするなど、起こってしまったときの対策について準備しておくべきでしょう」

そして、以下のYoutube情報を紹介してくださいました。みなしごのみなさん、どうぞご参考に!

・金庫に入れてもカード情報がバレる
・QRコード悪用詐欺
・一晩で600万円 銀行の偽サイト
・フィッシング詐欺で600万円の被害にあった女性が語る詐欺手口とは?
・自動音声で「1を押してください」番号押すと特殊自動音声で「1を押してください」番号押すと特殊詐欺グループに
・警察装う「0110」番号詐欺
・特殊詐欺実際の通話記録を公開
・あなたに逮捕状が出ています 警察官をかたる詐欺事件が相次ぐ
・フィッシング詐欺あなたは?

(文責:R)

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「長々と説明をありがとうございました。最初から新電力の紹介ですと言えばすぐに断りましたった。申込書や文書一式は返してください。

一度、全ての資料を確認して、もしかしたら契約した方がいいと考えなおすかもしれません。その場合の連絡先も教えてください。」と伝えると、書いた契約書のみならず、営業で使用していると思われる全ての資料と共に名刺も置いていきました。

ここまでで1時間以上の応対をしています。時間を返してもらいたいという気持ちにくわえ、町内会の回覧板のお知らせで良く見る消費生活センターだよりやNHKの「私は騙されない」、ニュースで見る詐欺商法についてなど、さまざまなことが頭をよぎりました。

詐欺商法で、「消防署の方から来ましたという人から高額な消火器を買ってしまった」、「警察の人が来て、家族が事故に巻き込まれたからお金が必要だと言って渡してしまった」などの事例はよく耳にします。単純になんでそんなのに騙されたのかな?と思っていました。

しかし、今回の1件を経て感じたのは、ニュースで説明できるような身近な言葉で手口をまとめると、「消防署の方から来ましたという人から高額な消火器を買ってしまった」となるだけで、実際には、巧妙なやりとりや働きかけがあったのだろうということです。

私は教員でもあり、卒業後の学生らが怪しい会社に入社して、あんな営業していたらどうしよう、今日の男性2人の親はこんな仕事をしていることを知っているのかとも考えてしまいます。

いやいや、私は社会心理学の授業で、ビジネスで役立つ説得的コミュニケーションやコールド・リーディングの紹介などもしているのです。「お手紙を送りましたが届いていませんか?」と問いかけ、対面で話をする機会を作るのは、フット・イン・ザ・ドアという交渉法ですし、誰にでも当てはまるような曖昧な表現を、自分にだけ当てはまると思い込んでしまわせるバーナム効果など、おそらく彼らにはマニュアルがあり、話の流れで切り口を変えているはずです。

私に「新電力」や為替変動やエネルギーに関する「地政学的リスク」に左右される燃料費調整額について知識がないという前提で彼らの説明は進行していました。となると、世の中の仕組みや社会情勢に疎いとだまされる可能性も高いと予想されます。

みなしごには相談できる家族や親戚もいません。詐欺なのかそうでないのか、ひとりで判断できる知恵や判断力が必要だと実感した情けない1日でした。

その晩、この会社についてネット検索をする悪評がでるわ、でるわ・・・。怪しい契約を促されている場合、とりあえず、待たせて時間を稼ぎ、ネットで調べてみるというのも手なのかもしれません。

翌日、会社(販売代理店)に「個人情報が盗まれている可能性はないか」「誤って契約されていないか」と問い合わせをし、さらには新電力の会社にも、いわゆる電磁的方法、メールでクーリングオフの申請をしました。販売代理店からは男性の上司という方から「お詫びと契約無効の内容証明を送付する」との電話が入り、もちろん電話にでることなく全ての文言は留守番電話に録音しました。

当の担当者からもその日のうちに電話があり、さらに家のポストには「契約破棄証明書」という文書が入っていました。近所で営業をしている最中だったのかもしれません。

これらの対応も既に既定路線でやり方が決められているのでしょう。とにかく詫びて、客に嫌な印象を持たれないようにし、「好意の返報性」、すなわち最後まで誠実な対応をしたのだから、営業の話を客であるあなたが拒否したことにも付き合います、あなたに敵意はありません、話をきちんと聞かなかった客側にも問題ありましたよね、という先方のアピールとも考えられます。

しかし、内容証明は日付を明確にするために郵便が原則です。担当者のスマホに「契約はしていない、個人情報は一切漏らさない旨」の内容証明を担当者の実印入りで送付するようショートメールしました。

「いやー、嫌な客を勧誘しちゃったよねー。追い込むよねー。もう1人の男性は研修中のOJTでしょ。手口を学んでるのよ」

事の顛末を伝えた友人の弁です。

(文責:R)

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めずらしく平日に家にいると、

「電気料ですが、 検針が無人化することで領収書の発行ができなくなります。昨年8月に郵便でご連絡したのですが、お返事をいただいていないので、確認させてください」

と、カードフォルダに入った名刺を見せながら、インターフォンの向こうには作業着の男性の姿が。

「確認ならインターフォンでお願いします」と返答すると、

「大変申し訳ないのですが、対面で確認が必要な点がございますので・・・」

と、促され、もこもこのフリースにぼさぼさ頭、もちろん化粧っ毛はなく、まさに絵に描いたような還暦のばあさん姿でやむなく玄関先へ。

20代の男性ふたりの訪問

そこには、2名の20代の男性が立っていました。

使い込んだクリアファイルの図を片手に、

①電気の検針が無人化し、人件費が軽減されるため使用量の15%安くなること、
②明細書が必要な場合、費用がかかるが、本日の確認で無料発行が可能

だとのこと。電気は東電から供給されているが、エンドユーザーに届くまでに中間業者が入り、その業者が確定申告用の明細や領収書の発行を代行する仕組みになったといいます。

もう1人の男性は、ただ、横にいるだけでなにをするわけでもありません。

「このあたりに住む方たちは、ほとんどこの処理を終わらせてますよ」

終活にも必要なお客様番号を確認

TEPCOなのか?と作業着に社章を探しますが見当たりません。

「すでに使用料や領収書等はお届けしていないはずですが、電気のお客様番号はわかりますか?古いものでもかまいません」

わからなくて(私の場合小売業者はTEPCOに該当)問い合わせをしなくてはとずるずるほったらかしにしてきた案件です。しかも、終活に際して、インフラなどのお客様番号を確認すべく整理をしているところでした。

「いやいや明細はもうすでに来ていないわけだから、お客様番号はわからないです。てか、そちらでわかりますよね。」

「調べられます。ただ、ご本人が確認しているということが前提になるので、お電話をお借りできますか?あと、こちらの契約書にサインをお願いします。改めて、お支払い口座を記入いただく必要があるのですが、本日でしたらこの場で承れます」

いやいやTEPCOなんだから自分で調べられるだろ? と思いつつ、個人情報の観点から登録電話番号でないと教えてもらえないのかと宅電の子機を手渡します。

「番号がわかるまでに時間がかかりますから、お家の中でお待ちください」(男性)

「ご苦労さまですねぇ。こうやって一軒一軒確認して回られているの?」(私)

どこから来たの?

お客様番号がわかったところで、またインターフォンがなり、

「すべて確認が取れました。では、申込書をお願いします。書いていただくのは、ここと、ここです。あと、確認事項については印を入れてください」

と、どんどんと進み、最後の最後で、「今回の契約で、これらのサービスを3ヶ月無料でお試しいただけます」とのこと。

疑問に思った私が「スマホと同じでオプションってことですか?4か月以降はいくらですか?というより無料期間が終わったらキャンセルすることになるし、面倒だから最初からいりません」と言ったあたりから様子が変わりました。

男性:「いえ、このサービスをご利用いただかないと電気代はお安くなりません。このオプションあっての契約ですから。無料期間が終わったころにお電話差し上げます。鬼電します!」

私:「なら、あなたが私に電話で無料期間を教えるのでなくて、あなたが解約の電話してくれないかしら。そういうの面倒だからいらないの。いらないです。」

男性:「いらない!?契約しないと電気代は安くなりませんよ。そもそも電気を供給しているのは東京電力ですが、そのままTEPCOが間に入って電気代を払ってますよね。それが今回の契約で変わるんですから」

私:「新電力ってこと?全部いりません。てか、初めから言ってください。TEPCOから変更するつもりはありません。安くする気もありません」

男性:「いいんですか!?安くならなくて。」

私:「書いた文書は全部返してください。個人情報ですから。最初から新電力と言えばいいものをなんてわかりにくい説明するんですか?近所の方たちがみんな切り替えているからって私が迎合する必要ありますか?」

男性:「お勧めしただけですから。入ってくださいとは言っていません。では、申込書は全てお返しします。失礼しました」

<つづく>

(文責:R)

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年末、入会を決めたとある終活団体の面接を受けてきました。

面接前に大量の書類を作成しなくてはならず、なかなか終わりが見えないため、「とりあえず年内に動いてみよう」と面談予約を入れることにしました。2時間たっぷり、専門の相談担当の方とその見習い(?)と書類を見ながらやり取りをします。

「墓じまい」へのつっこいみ

まずは、「墓じまい」について。菩提寺で、墓じまい後、合祀墓に入れることや、私自身は戒名と読経で合祀墓に入れてもらえることなどを伝えます。

通夜や葬儀も不要。直葬でお寺に任せて49日納骨をお願いしました。御棺はエコなダンボールタイプのもの。花も最低で。このあたりは問題なさそうです。

しかし、しょっぱなから突っ込みが入ります。

「もし、墓じまい前に亡くなられたらどうなるかも考えておいてください」

確かにその通りです。

飼い猫の行方

飼い猫は誰が引き取ってくれるのか。

「相手の方に合意書を書いていただく用紙はこちらです。連作先もお願いします。2名ほど候補がいるといいですね」

本当にその通りです。愛猫が路頭にまようことになるのは困ります。専門相談員は、十分に完成できていない書類の箇所を見つけて、聴き取り、その内容をカーボン紙つきの面談シートに書き込んでいきます。

カードやサブスクは

「契約しているカードとサブスクはこれで全部ですか?」

うーん。VIEWカードにスイカがついてます。あ。イオンカードを使ってないまましまってあります。Amazonはプライムとキンドル、電話はdocomoでインターネットは・・・。書き忘れてますけど、Apple Couldが毎月150円で、デパートの友の会にも入っています。

カードやサブスクの解約には1件、3000円が必要だそうです。使わないカードは断捨離しなければいけません。PCの処分や電子データの消去も考えるようにとのこと。

具体的なイメージができていなかったことも

「入院や手術をする場合など、誰にどこまで連絡するかリストがないですね」

「延命治療は不要、要請された場合の病理解剖は了解ですね。献体登録はなしとのことですが、目や臓器など献体希望であれば、それらの団体に登録して、記録を残してください」

「後見人事務履行に関する事前意思表示、たとえば認知症になって判断ができない場合、今の家に住み続けたいのか、おしゃれが好き、よく行くお店があるなど、記録に残してもらいます。それらを履行時に尊重するようにしますから」

墓や葬儀のこと、入院の保証人(はこの団体にあらかじめお願いできる)が必要であることまでは想像できますが、だれに何を託したり、伝えるのかまでは具体的にイメージできていませんでした。判断能力を失くした時に何をしてもらいたいのかも事前に伝えておく必要があります。後見人には自らのお財布を全て託すことになるわけですから。

ここでは、死亡通知のハガキ文例をいただきました。文面は自分で作成し、データでリストと共に後日お渡しすることにしました。

断捨離必須

「今、お住まいの家はどのくらいの広さですか? 大きな家具や家電、自転車などの数を教えてください。荷物は多い方ですか?どなたかに遺品として残したいものリストを作成ください」

テレビ1台は使わないまま置いてあります。1台は見てます。洗濯機はドラム式です。壊れたもう使っていない自転車がありますが、捨てるようにします。冷蔵庫は家族用のです・・・。必要なさそうなものは断捨離します。

1LDKの家を遺品整理して荷物を片付けてもらうと30万円くらいするとのこと。遺品はあらかじめ託すことになる人にどのような方法で受け取ってもらうのかも考える必要があります。

自分のことは自分でなんとかしたい

死後事務について決めておかないと、もちろん行政が親戚を探すなどして遺体や遺骨の処理をし、財産は国庫に行くだけです。もちろんそれでもいいのですが、できれば自分のことは自分でなんとかしたい・・・と思いながら、公正証書での契約には時間がかかりそうです。

(文責R)