不登校からの学校復帰②

以前にお子さんが不登校になったとき、どう学校に戻っていく流れを作るか、について書かせていただきました(不登校からの学校復帰①)。
今回は、不登校の状態から学校復帰につなげるコツについてさらに詳しく考えてみましょう。

情報収集→適したサポートを選ぶ

今は不登校生のサポート資源は学校内・外どちらにも多くあります。担任・養護(保健室)の先生・スクールカウンセラーにどのような手段があるか、他の不登校生はどのように学校とつながっているのかを聞いてみましょう。

学校とはつながりたくないというお子さんの場合は、その点にはこだわらず、民間相談機関(こちらのカウンセリングルームもその一つです)でメンタル面のケアを受けながら、カウンセラーと今後についてじっくり考えていくのもよいでしょう。

完全復帰を焦らない

お子さんの「明日は朝から行くよ」と言う言葉に期待したり、「来月からは毎日行こうね」といった約束をしたりして、でも「約束が守られなかった」と言って親子げんかになる、という繰り返しをよく耳にします。

これではお互いにエネルギーを消耗してしまいますし、親子関係を悪化させることにもなるので、良い循環ではありません。

‘毎日朝から起きて学校に行って一日夕方まで学校で過ごして帰ってくる’というのは自然にできているお子さんにとっては日常ですが、いったん不登校になったお子さんにとっては非常にエネルギーのいることであって、すぐにそれを目指すのは現実的でないことも多いのです。

現実に合った課題設定をすること、また、お子さんの状況やお気持ちによっては‘あえてすぐの復帰を目指さない’という決断をすることが結果として良いこともあります。

このような見立ては親子間の話し合いだけではスムーズにいかないこともありますので、カウンセリングを活用していただくのも良いかと思います。お悩みの方は、「思春期・不登校に関する相談までお問い合わせください。

Posted by CAFIC池袋