相談室ブログ,夫婦の問題離婚面会交流

離婚した後も、父母の両方が親権者となる「共同親権」を認める民法などの改正案が3月8日に国会に提出されました。成立すれば、すでに離婚している夫婦も、共同親権を選べるようになり、「単独親権制度からの大きな転換」と言われています。

共同親権に反対する4つの理由

しかし相変わらず共同親権導入には反対の意見が根強くあります。その主な理由は下記の4点に絞られるようです。

①ドメスティックバイオレンス(DV)や虐待の被害者が加害者(別居親)から逃れられなくなる(影響を受け続ける)
②子どもに関わる重要事項の決定や判断時に、合意をすることが難しくなる
③主たる監護親(もしくは親権者両方)の転居や引っ越しが制限される
④今の制度でも共同養育はできる

一見「なるほど」と思うけど

いずれも一見、「なるほど」という感じがします。でも、現実に即して考えるとどれも疑問があります。

たとえば④。もちろん今の制度でも父母が冷静に話し合って、合意できれば共同養育はできます。しかし、それができないカップルが圧倒的に多いのです。

だからこそ、別居親と子どもが会えないケースが4割を超え(「法制審議会家族法制部会参考資料」)、再婚の有無にかかわらず、離婚後6年を経過すると面会交流はほぼ消滅してしまうという結果になるのでしょう(『協議離婚に関する実態調査結果の概要 法務省受託』日本加除出版社)。

大切なのは距離や回数ではない

③については、子どものために、一定度の転居や引っ越しが制限されるのがそれほど問題でしょうか? むしろ婚姻中の夫婦が、親都合での引っ越しや単身赴任などを当然としてきたことの方が不思議です。

それに両方の親が必ず近所に住み、定期的に別居親とも合わなければ親子関係が途絶えるとも言い切れません。
私は、通常は関東に住む同居親と暮らし、別居親が関東に出張に来たときや長い休みのときに会うだけでも、子どもと別居親が良い親子関係を維持出来ているケースを知っています(『子どもが幸せになるための、別居・離婚・面会交流のすべて』(自由国民社)。

大事なのは、距離や回数ではありません。離婚した両親が「どちらの親も子どもに取っては大切」という意識と姿勢を保ち、子どもが別居親とも会い続けることができるよう、努力できるかどうかなのです。

CLUBみなしごブログ,生きている間

突然保証人の必要が

人間ドックの胃カメラで意識がもうろうとしているまさにその最中

「あ!ガンがあります」

と言われ、あれよあれよと転移の確認やらMRIなど通院すること数回。
1週間入院し、とりあえず内視鏡手術で切除することに。
当然、「付き添いの方に術前の説明を」という映画などで見たことのある展開が生じます。

「私、みなしごなので保証人はいません」
「なにかあった時に連絡のつく友達やいとこや親戚でもいいですよ」

と、大層ありがたい医師の声。

保証人の条件を調べておきましょう

10年以上、人間ドックでお世話になっている病院だからこその計らいかもしれませんが、経緯を説明して友人に保証人を引き受けてもらいました。

実はその数年前にも手術を受けているのですが、その際は友人を「いとこ」ということにして付き添いしてもらっています。

病院にしても何か事故があった場合、緊急の場合、治療費不払いの場合を想定しての保証人だからそんなものなのかな?と思っていたのですが、メンバーの方から、類似のケースで「保証人は3親等まで」と厳しく言われたとの発言が。

日頃からお願いできる人がいるか、通院している病院が求める保証人の条件について調べる必要があるなと感じる出来事でした。

CLUBみなしごブログ,死んだ後

先日、母の月命日に、自宅近所のお寺に墓参りに行くと、

本寺に縁のある人は

  • ①戒名はないものの骨壺から出した遺骨は永代供養・合祀塔地下に埋葬合祀できる20万円コース
  • ②戒名あり、骨壺のまま供養塔内の安置棚に納骨し、33回忌終了後、骨壺から出し地下に埋葬合祀できる50万円コース

で、御霊を見守ります

という掲示物を発見!

ぼんやりと、両親の7周忌が済んだところで墓じまいのタイミングを考えようとしていた私には絶好の情報です。
合祀という方法で供養塔に先祖の亡骸を移動でき、自分もそこで眠ることができるはず。

しかし、ふと

「墓じまいの後、50万円支払っておけば合祀してもらえる・・・で、誰が寺まで私の骨壺を持って来てくれるのだろう?」

すでに父方親族は壊滅状態で、母方いとこなどはここに墓があることすら知らないはず。仮にお寺の住所を残しておいたとして、いったい誰が「納骨」などの面倒な作業をしてくれるのでしょう?

Clubみなしごメンバーの方が、「骨壺が宅急便で寺に届くんですよ(笑)」と発言されていましたが、確かに・・・。

そもそも、病院の遺体安置所はせいぜい2時間程度しかいられません(両親の場合)。
遺体から骨壺までもいろいろありそうな。死後問題はまだまだ奥深いような気がします。
行政による合祀などもあるようですが。

CLUBみなしごブログ,生きている間

月に1度の「Clubみなしご」ですが、参加者の方の話を聴くにつれ、これからの人生で不安に感じていることが

「お金」
「他者とのつながりや気持ち」

の問題に分類できるように感じています。

お金はあればあるだけ頼りになります。
これに加え、預貯金の管理や資産についての知識・情報があれば、それこそ不労所得でも定期的な収入が期待できるかもしれません。

Youtubeなどの動画情報も、貯蓄や倹約、老後の暮らし、投資等の工夫や他の人たちの生活ぶりを知ることができて面白いです。

相談室ブログ,不登校,子どもに関する相談(問題)

今まで不登校の対応について何回か書いてきましたが、高校となると対応法が変わってくる部分があります。
中学までの義務教育の間は欠席が続いたり、定期試験が受けられなかったりしても学年は上がっていき、必ず卒業することができます。
が、高校となると、単位が足りない!留年するか中退するか‥?という、よりシビアな話になってきます。

高校で進級・卒業が難しくなった場合、対応法は大きく3つに分けられます。

①今の学校で卒業をめざす
②中退して高卒認定試験を受ける
③通信制高校やサポート校に転校する

①留年もしくは休学する

卒業まで1つ下の学年と一緒に過ごすことになります。

「今までの同級生が先輩になるなんて気まずすぎてありえない‥!」

と思うお子さんも少なくないので、ご本人の意思をしっかり聞いてから決断されることをお勧めします。
留年・退学・転校のどれにするかという大きな決断がすぐにできない場合、あるいは、いったん休養して心身のコンディションを整えたい、という場合は、‘今の学年の終わりまでひとまず休学する’といった選択肢もあります。

②高卒認定試験

一昔前に「大検」と呼ばれていた試験は、現在は「高認試験(正式には高等学校卒業程度認定試験)」と言います。
年2回試験があり、レベル的には中学から高校1年までの内容が中心と言われています。高校ですでにある程度勉強してきたお子さんなら、さほど苦なくパスできるかもしれません。

一方で、「高校をやめて無所属になってしまうのが気持ち的につらい」ですとか「そもそも中学の内容から自分で勉強するなんてムリ」と思うお子さんには、あまり向かないかと思います。
学習に自信がないお子さんの場合は、高認試験のサポートをする塾もありますので、それを活用するのもよいでしょう。

③通信制高校・サポート校

私立の通信制とサポート校は、ここ10数年の間にかなりの数に増えました。今や在籍高校での進級・卒業が難しかったり、中学時代に不登校だったりした子どもたちの教育を一手に引き受けていると言っても過言ではないでしょう。
ここでは通信制とサポート校の違いについての説明は省略しますが、どちらも規定の課程を修了すればきちんと高卒資格を得ることができ、その後大学等への進学も可能です。

多種多様な通信制とサポート校。選ぶ際のポイントについてはまたの機会に書きたいと思います。
現在、お子さんの不登校や心身の不調でお悩みの方は、カウンセラーまでお気軽にご相談ください。

相談室ブログ,CAFICについて,夫婦の問題離婚面会交流

新しく「離婚に関する相談」をスタートさせます。

その理由は大きく分けて次のふたつです。

①「第三者を交えて離婚に向けた話し合いをしたい。関係修復のためでないと、相談室を利用できないのか」
という問い合わせが増えてきたこと。
②かなりこじれた状況になってから、カップルカウンセリングとして申し込んでこられるケースが増えていること。

法的手段や行政相談は「争い」に発展しがち

とくに気になったのは、②のケースです。
そういった方々は、行政相談や弁護士相談、裁判所を利用していることも少なくありません。
それが思いのほか、事態をややこしくしています。

どれほど最愛の相手であっても、「離婚」の文字が頭をよぎることはあるはずです。
そんなとき真っ先に浮かぶのは法律を使った解決法でしょう。円満調停というものもありますが、法的手段や行政相談を使うと、どうしても「争い」に発展してしまいがちです。

裁判所に提出する書類は「自分は正しく、相手は間違っている」という攻撃モードで書かざるを得ず、「女性のための相談」といった類いの窓口では、「夫の言動はDVか」という話になりやすいからです。

あるクライアントさんは、「無料なら、ちょっと夫の愚痴を聞いてもらおう」と、行政の相談窓口に電話をしたら、「(DVだから) すぐに避難しろ」と言われ、慌てて電話を切ったと話していました。

得た知識が関係悪化を助長

私が知る限り、「夫婦のコミュニケーション改善」を目的とした公の相談窓口はありません。
夫婦そろって相談できる場もありません。
どこの窓口でも、関係修復という話にはなりにくく、何より「子どもの成長発達の場としての両親」という視点での支援が手薄です。

相談窓口で得た知識が関係悪化を助長してしまうこともあります

たとえば、「子どもを相手に取られたくない」と親権争いが勃発したり、片方の親がもう一方の親に内緒で子どもを連れて家を出たり(いわゆる「子どもの連れ去り」)。

「離婚成立までは別居親と子どもを会わせないほうが良い」とのアドバイスに従ったがために、二人での話し合いが難航したり、愛しているからこそ「相手に変わってもらうヒントが欲しい」とDV 相談を受けたことで夫婦の間に溝ができてしまったり・・・。

関係修復に行き着くケースも

こうしたお話をうかがうたびに、「もっともっと手前で、カップルカウンセリングに来ていただけていたら」と思いました。 せめて、「争わない離婚に向けた知識や、 離婚が子どもに与える影響を知っておいていただけたら」とも思いました。

「離婚」が頭に浮かんだときに、 公の場でも、法律の場でもない、夫婦が客観的に話し合える場所が必要ーーそんな思いで「離婚に関する相談」をスタートさせました。

もちろん「離婚について話合ううちに、関係修復に行き着いた」というケースもあります。 気負わず、お気軽にご相談ください。

離婚に関する相談

相談室ブログ,心理療法カウンセリング

以前、こちらで‘身近な人が怒っているときの対応の仕方’について書かせていただきました(こちらをご参照ください)。

その中で、「怒りのぶつけあいは長い時間しないほうがよい」と書いたのですが、「話し合いをやめようとしても相手がそれを許してくれない」「逃げるのか!と相手に言われてしまってその場を去れない」といった状況でお困りの方もいらっしゃるかもしれません。

怒りに巻き込まれないために

怒りの感情を爆発させている相手に対して、「これ以上話しても無理そうだ」と思った場合、まずは
「今の怒っているあなたとはこれ以上話せない」
「落ち着いているときに改めて話そう」
という旨を淡々と伝えます。
そして、相手がその言葉に同意していなくても、相手が怒り続けていても、物理的な距離を取りましょう。

相手との距離の取り方

夫婦や親子など、身近な関係の間で激しい怒りを爆発させる場合、場所は自宅であることが多いかと思います。可能であれば、数十分~数時間ほど家を離れて、一旦クールダウンの時間を取れるとよいでしょう。

ですが、時間帯が夜であったり、お子さんを家に置いていけなかったり、その他さまざまな状況で家を離れられない方もいらっしゃるかと思います。そのような場合は、家の中でも別の部屋に移動したり、ひとまずお風呂に入る等して、物理的な距離を取るようにします。

‘怒り’を伴わない会話をめざす

改めて話し合うときには、相手を責める言葉でなく、「私はこういうことを伝えたかった」と自分を主語にして相手に伝えるようにしてみましょう。
そして、話し合いができそうであれば、「どの点について折り合いたいと考えているか」ということを意識しながら、すなわち、話し合いの目的を見失って‘責め合い’にならないよう気をつけながら、進めていけるとよいでしょう。

家庭内でいったん定着したコミュニケーションのパターンは急には変わらないかもしれません。が、‘怒りのぶつけあいには応じない’姿勢を繰り返し見せていくことで、相手に変化があるかどうか、まずは試してみてはいかがでしょうか。

なかなか状況が改善しない、あるいは状況がもっと複雑である、といった場合には、カウンセラーなど第三者に相談されることをお勧めします。

CLUBみなしごブログ,自助グループミーティング

ホームページの「その他」の中に、「CLUB みなしご 情報共有」 というページができました。

前にも書いたように、 CAFIC が行っているミーティングのなかで、もっともにぎわっているのが 「CLUB みなしご」 です。 常時10人前後が参加しています (オンラインで実施)。ほぼ毎回、顔を出してくださる“常連さん”がいる一方、新規参加の方も、やはり毎回のようにいらっしゃいます。

「情報の共有• 継続」という課題

そうした状況のなかで、主催者側が気になっていたことのひとつに 「情報の共有・ 継続」がありました。
新規の方が語る悩みをうかがい、「あ〜、これはいつか出た話題。確かいいアドバイスもあった気がする」とは思うものの、 正確な内容が思い出せず・・・。ということが多々あったのです。

何しろミーティングですから、「言いっぱなし聞きっぱなし」が原則。録音はもちろんのこと、 話の記録すら残りません。貴重な情報も、どんどん流れていってしまいます。

「みなしごの遺産」に

そこで考えたのが「共有したい情報をどこかにまとめてアップしていくこと」です。
あたとえば、

①コストパフォーマンスのよい遺言書作成会社はどこか
②入院・手術時の保証人はどうしたか
③ 家を借りる時の知恵や親の介護の乗り越え方、
④法律や制度の「そんな使い方もあるんだ!」

という情報等々。

ときに「目からうろこ」「膝を打つ」ようなお宝話が飛び出したりします。それを「みなしごの遺産」として残しておかなくては、あまりにももったいないではないですか!

ときどき情報チェックを

今後も、「CLUB みなしご 情報提供」 に、 お宝情報を掲載していく予定ですので、ときどきチェックしてみてください。

そして、「CLUB みなしご」 のミーティングにも、ぜひぜひ顔を出してください。次回の開催は12月3日 (日) 12時半~です。

CLUBみなしごブログ,生きている間

CLUBみなしごで話題になるものの1つに、「みなしごの私たちには身近な信頼できる人が必要?」というものがあります。

CLUBみなしごに集まる方たちは、親兄弟、子どもがいない、頼りにできる親戚縁者がいない、いたとしても縁を切っているという境遇です。当然ながら、誰かに看取りを期待することはできません。無論、介護や看護も亡くなった後も同様です。

だからこそ、信頼できる人が身近にいてくれれば、闘病や死後の手続なども安心だと考えるのはごく自然なことでしょう。

「死後事務」とは

葬儀やお墓のこと、電話の解約や役所への手続など、いわゆる死後に必要な手続きを「死後事務」と言います。よく耳にする「遺言書」の執行は、法的効力があるのは財産だけです。
「死後事務」は、弁護士や司法書士などが、生前に委任契約を結んで手続きを代行してくれます。これらの死後事務と遺言書の違いなどはあまり知られていません。

横須賀市では、「わたしの終活登録」というカードに、エンディングノートの保管場所、臓器提供の意思表示、葬儀や遺品整理などについて必要な事柄を記入すると、市が保管するという行政サービスがあります。カードは厳重に保管され、その内容は医療機関や警察、生前に本人が登録した連絡先にしか伝えられません。

つまり、市が「死後事務」をするのでなく、登録した連絡先に連絡が行く(みなしごの場合は、信頼できる人?? そもそも誰を連絡先にする?)というシステムです。

たとえば、子なし・親族なしの未亡人(みなしご)が、孤独死した場合、自治体が火葬してくれる可能性は高いですが、夫の墓の場所を探し出し、妻の遺骨を納めることは難しいでしょう。エンディングノートに「通帳のお金で火葬して、無縁仏にしてください」と記して孤独死しても、自治体は預貯金を引き出すことはできないのです。
このため、横須賀市でも「わたしの終活登録」カード登録の際には、聴き取りをして、みなしご(=身寄りがない人)には第三者に死後事務を委任するように促しているそうです。

ひとりで死んでいくみなしごたちへf

よく、「人はひとりで生まれ、ひとりで死んでいく」と言われます。

しかし、生まれたときには、必ず傍らに母親がおり、助産婦や医師が付き添っていることでしょう。そうでなかったとしても、赤ちゃんは人の手で育てられるはずです。

孤独死の場合、警察の検視の後、死亡が確認され、戸籍や契約書などの公的書類を頼りに警察が近親者を探します。身寄りや引き取り手が存在しない場合、自治体が火葬し、官報に告知します。それでも引き取り手がいない場合は無縁納骨堂などで保管されます。

結局は自治体が処理してくれるという考え方もあるでしょう。残したお金は国庫となります。

みなしごを生きるための知識、交流、悩みや心配の共有、ネット上(リアルでも)での信頼できる人探しを目指しています。

相談室ブログ,心理療法カウンセリング

身近ではあるけれど、ときに扱いにくく、厄介なのが‘怒り’の感情です。
自分自身の怒りをどうコントロールするかという‘アンガーマネジメント’という言葉も近年一般的になってきたように感じます。

それも一つの大きなテーマですが、ここでは、自分ではなく、「身近な他者の怒りをどうするか」について考えてみたいと思います。

他者の怒りに接したとき

多くの方が、怒っている人を目の当たりにしたとき、「この人はなぜ怒っているんだろう」と想像をめぐらせたり、相手に直接たずねたりして、原因がわかればその原因の解決・解消に努めることでしょう。

ですが、これがスムーズにいかないときも現実では多々あります。
相手が感情的になるばかりで結局原因がはっきりしないとか、原因がそう簡単には解決しなさそうな事柄である、等々。

そうすると、この感情が衝突する場面は何度も繰り返されることになり、より関係がこじれたり、精神的に疲れ果ててしまったり、とあまり良い展開にはなりません。

身近な関係の中での‘怒り’

‘怒り’には強い力があって、相手の人を傷つけたり疲弊させたりします。ですので、より強い怒りを発した側が、相手の人の主体的に考える力を奪ってしまったり、精神的に弱らせてしまうような状況を引き起こします。

一方の怒りの強さに相手が巻き込まれてしまう状態――これが夫婦・パートナー間だと‘DV’と言われる状態ですし、荒れているお子さんに親御さんが振り回されてしまう状況ですと‘家庭内暴力’と呼ばれます。

対応のコツは‘怒りに巻き込まれない’

怒っている人と「これ以上話しても無理そうだな」と思ったときは、あまり長い時間やり合わないようにすることをお勧めしています。
話し合い自体はもちろん必要なことはあると思いますが、結論が出ないような‘怒りの感情のぶつけ合い’を長時間することにメリットはありません。目安として30分以内、長くても1時間程度で切り上げるほうが良いように思います。

「怒っている人との話し合いを切り上げるだけでも大変」というケースもあるかと思いますので、その点についてはまた別の機会に書いてみたいと思います。

カウンセラーへのご質問、ご相談のお申し込みは、「お問い合わせ」フォームまたは「新規ユーザー登録」よりお気軽にご連絡くださいませ。