相談室ブログ,CAFICについて

新年が明けたと思ったら、もう1月も後半。年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。

早いもので、CAFIC立ち上げから今年で5年になります。コロナ禍での船出に大きな不安を感じた日々が、昨日のことのようです。

みなさまのおかげで順調にここまでやってくることができました。本当にありがとうございます。

男性のクライエントさんの増加

5年の間に、専門相談やミーティングの数は増え、ワークショップも定期的に開催し、従来のカップル・ファミリーカウンセリングの枠には収まらない、離婚相談もスタートさせました。

離婚するカップルが増える中で、子どもと離れて暮らす親との面会交流や、離婚条件の話し合いなどのニーズも高まってきました。この間、日本も単独親権から共同親権へと舵を切ったという大きな変化もありました。

「離れて暮らす子どもに会いたい」というご相談は本当に増えています。

離婚や面会交流の事案に限らず、最近は、男性のご相談者が増えています。私がカウンセラーになった頃は、クライエントさんはほぼ女性というのが当たり前でしたが、最近は男性の方も増えています。むしろ新規のお申し込みの方で言うと、男性の方が多いくらいです。

親子関係、子ども問題の相談も増えて

受験競争は加熱の一途をたどり、東京近郊では中学受験が当たり前になり、それらを巡っての親子関係の問題や葛藤も高まっています。
「改正」教育基本法(2006年)後、家庭教育の責任がどんどん重くなり、教育(養育)に関わる出費もうなぎ登り。経済的に困窮していない家庭でも、子どもにかけるお金の捻出に四苦八苦していることも少なくありません。

2002年から10年ごとに実施されている文部科学省の調査によると、発達障害の可能性のある小中学生は全体の8.8%にもなるといい(2022年)、学校に行かない不登校の小中学生は都内で3万人を超え、全国では35万人に迫る勢いです。

こうした中、親子関係やお子さんのことでご相談される方も増加傾向です。

大事な家族の一員である伴侶動物(ペット)にまつわるご相談も、忘れることはできません。

高まる「家族の悩み」のニーズ

「心の問題」にとどまらず、家族に関する悩みを抱えている方々のニーズがますます高まってきているように思います。

今後も、今まで以上に、その方らしい人生を取り戻すためのトータル・サポートが行えるよう、努力して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

相談室ブログ,子どもに関する相談(問題)

こちらのカウンセリングルームでは、親子間の関係調整についてのご相談を承っております。
お子さんが成人されている場合もお受けできますが、「思春期の子どもとの不和を解消したい」というお悩みを多くお聞きしますので、今回はその場合についてご説明したいと思います。

こんなときにご活用ください

思春期(小学校高学年~高校生)の時期は、自我が育ち、‘親とは違う個人である自分’という意識が強くなります。
自分の考えを主張することが多くなり、その分、親子間で意見が対立しやすくなります。

「親子だけで話すと感情的になってしまうので、第三者がいる場で冷静に話し合いがしたい」といった場合にカウンセリングを活用していただくのも一策です。

本人(子ども)の同意が必須

親子カウンセリングをおこなう場合、お子さん本人が同意していることが大前提となります。本人が嫌がっているのに「カウンセリングでも受けてあなたが変わらないとどうしようもないでしょう!」等と説得して連れてくる、というのはお勧めしません。

仮にお子さんがどんなに滅茶苦茶なことをしていたとしても、1人の人間として認めてあげて、その意見を尊重してあげる姿勢が大切です。
無理やり、あるいは行き先をはっきり言わずに騙すような形で連れて行くことは親子間の信頼関係にヒビが入りますので避けましょう。

本人不在でも対応可能

お子さんが同意しない場合は保護者の方のみでお越しください。
本人がお見えにならない場合は親子カウンセリングという形にはなりませんが、‘親として現状にどう対応していくべきか’をカウンセリングで考えていくことが、事態の改善への一歩となります。

お子さんの反抗が激しい場合や、家にこもりがち・外出困難な場合に「子どもが相談に行けるようになったら‥」と様子を見ていると、そのまま事態が長期化してしまうこともあります。
ご家庭で抱え込まず、ぜひ専門家にご相談ください。

心理相談は父母別々で

お子さんに関するご相談は、親御さんお一人(お母様・お父様のいずれか)でもちろん可能です。

ご両親での来室を検討されている場合は、別々の時間でお一人ずつお越しいただくことをお勧めしています。
カウンセリングは学校の面談とは異なります。ご両親それぞれの思いや考え方を率直にお話しいただき、必要であればご夫婦間の考え方をすり合わせていくことが、お子さんの問題解決につながることもあります。
初回は、とくにカウンセリングが必要と考えられている保護者の方お一人で、ぜひお越しください。その後の進め方を担当カウンセラーより提案させていただきます。

お子さん同席でのカウンセリングをおこなう場合、どのように進めていくかについては、また別の機会に改めてご紹介させていただきます。

相談室ブログ,ペットロス

9月、10月と続けて「ペットロスについて話して欲しい」と、メディアからの依頼を受けました。

ひとつは11月23日(土)18:05〜18:34放送の所さん! 事件ですよ 最愛のペットがよみがえる!?別れと出会いの最新事情(NHK) 。

もうひとつは三菱モルガンスタンレー証券のメンバー誌『Fortuna』(12月号)です。

今までも週刊誌やペットの専門誌で取材を受けたことはありましたが、ここにきてペットロスへの理解が進んだような印象です。

ペット(伴侶動物)は大切な家族

家族相談に取り組むCAFICでは、相談室立ち上げ以来、ペットロスやペットの看取りに関するカウンセリング、ミーティングにも力を入れてきました。

ペット(伴侶動物)は、かけがえのないパートナーであり、いつ、どんなときにも世話する人間を慕ってくれる子どもであり、大切な家族だからです。

そんなペットに先立たれた悲しみは、大切な人に先立たれたときと同じくらい、人によってはそれ以上のダメージになります。

動物であるがゆえに

人間の場合は、お通夜やお葬式、四十九日や一周忌などの法要があり、そこで慰めを得たり、思い出を語り合うことで悲しみの共有や喪失感を癒やすことができます。
一連の「死の儀式」は、死者への弔いとしてだけではなく、残された者が思う存分、泣き、悲しんで、とうてい受け入れ難い「死の現実」を受け入れるために重要な意味を持ちます。

ところが、ペットの場合は、それが動物であるがために、残された者が十分に嘆いたり、悲しみを共有したり、癒やしたりする場がありません。人間であれば当然得られるはずの慰めを得られないこともしばしばあります。
それどころか、「たかが動物じゃないか」というような心ない言葉を投げつけられることもあります。

立ち直ることができない痛手にも

我が子同然に愛してきた存在が、いつのまにか自分の年を追い越し、先に逝ってしまうーー。その現実を受け入れることはとても難しいことです。
愛着対象の喪失は、世界が崩壊するような絶望感と孤独感をもたらします。ときには、ひとりでは立ち直ることができないほどの痛手を負うこともあります。

番組をご覧いただくことで、その事実を多くの方に知っていただけたらと思います。

関連記事

相談室ブログ,子どもに関する相談(問題)

以前、「ゲーム依存を防ぐために、まずはご家庭でルール作りを」というテーマで書かせていただきました(こちらをご参照ください)。
今回は、それ以外の工夫について書いていきたいと思います。

「ゲーム以外の趣味がない」は要注意!

趣味をたずねられたとき、「ゲーム」と真っ先に答えるお子さんも多いことでしょう。
それ自体は問題ではないのですが、「ゲーム以外の好きなことは?」と聞かれたときに、悩んで出てきたのが「YouTubeで動画を見る」だけであったり、「他はない」「ゲーム以外はいつもつまらない」という話だとすると、カウンセラーとしては少し心配です。

‘好きなこと’はバリエーション豊かに

ゲーム以外に楽しいと思えること、身体を動かすこと・ものづくり系・何かを集める・絵を描く・生き物や鉄道‥どんなことでもいいので、何か好きな分野があり、‘それに関わっている時間は楽しい’と思える事柄があるとよいですね。

親御さんも無理のない範囲でそれらを一緒に楽しんだり、協力したり、ほめてあげたり‥ができるとさらによいでしょう。

今現在、お子さんがゲーム・ネット以外で興味のあることがなさそうであれば、家族の別の方の活動にそのお子さんを誘って、一緒に何かをおこなう、ということを始めてみてはいかがでしょうか。
「山にキャンプに行く」「川に釣りに行く」等というと大がかり過ぎるかもしれませんが、家でお子さんが好きな料理を作るのを手伝ってもらうですとか、地域のイベントに一緒に参加してみるとか、ちょっとしたことでも十分よいと思います。
デジタルな物から離れて楽しく過ごせる時間を少しずつ増やし、ポジティブな感情をご家族で共有することができるとよいですね。

ゲーム以外の楽しい時間が依存予防になる

大人の依存症にも共通する話ですが、「ストレス解消の方法が一つしかないと、その方法に依存しやすい」と考えられています。

子ども時代からさまざまな経験をし、物事に触れて、その中から興味・関心のある分野や活動を見つけられると、それが長期的にはストレスに負けにくいタフな心を育むことにつながります。

がんばって成果を上げなくてもよいですし、毎週通う習い事ほどコンスタントなものでなくてもよいと思います。ちょっとした‘好きなこと’を増やしていけるとよいでしょう。

CLUBみなしごブログ,生きている間

9月下旬、突然、目が見えなくなりました。
と言っても、コンタクトレンズ洗浄液による炎症で今は回復傾向。まもなく元通りになる予定ではあります。

しかし、目が不自由な間、みなしご予備軍の私は「もし、みなしごだったら~」と、いろいろと考えさせられました。今となっては、「将来に向けて考えを深めるように、という神の啓示だったのでは?」と思うほどです。

広がったのは真っ白な世界

事件が起きたのは、ハードコンタクトレンズからソフトコンタクトレンズに換えて3日目のことでした。

朝、コンタクトを装着したとき「なんか染みるなー」と思ったものの、
「慣れないし、こんなものなのかも」
と思って外出。・・・それが大きな間違いでした。

電車の中で本を読もうとしたものの、目が辛くて開けていられません。とりあえず目をつぶりながら勤務地へ。違和感を感じながら仕事をしていたところ、他のスタッフから「なんかすっごい目が充血していますが、大丈夫ですか?」と尋ねられました。

慣れないソフトコンタクトレンズを外出先で外すことに抵抗があり、我慢していたのですが、「そんなことは言ってられない」と、トイレで外したとたん! 周囲が真っ白な世界になりました。

しばらく目をつむっていると、ぼんやりと「そこに何かがある」のは分かりました。が、はっきりした形になりません。

「これは、電車に乗って帰れない」

タクシーを呼ぼうにも、見えないとスマホのアプリが使えません。家族に電話をして迎えに来てもらおうと思っても、電話番号が見えない。何度も目をつぶっては目を休め、どうにかして「これかな?」という家族のアイコンらしきものを見つけて、迎えに来てもらいました。みなしごだったら、できない選択です。

処方箋をもらうにも四苦八苦

眼科の受付にたどり着けても、問診が書けない、診察室に入れない。処方箋をもらっても、眼科のすぐ下の階にある処方箋薬局行くだけで死の行軍のようでした。

目を開けると痛みで涙と鼻水が止まらなくなるので、極力目を閉じたまま、壁をつたいながらどうにかエスカレーターに乗り、薬局へ。眼科でバッグに突っ込んでもらった処方箋を「このへんに入っているはず」と指し、薬局の方に探してもらいました。

支払時、「処方薬に眼軟膏がありましたので、使い方の説明も一緒に入れておきますね」と言われ、思わず「だから見えないっつーの!」と言いたいのをぐっと飲み込み、お礼を言って、再び忍者のように壁をつたいながら薬局を後にしました。

困ったのは愛犬の散歩

それから1週間、まるまる仕事を休みました。休みの連絡をするだけでも死ぬ思いでした。
しかし、習慣とはすごいもので、料理や洗濯などの日々の家事はなんとかやり過ごせました。もちろん、勝手知ったる家の中なので、どこに何があるのかが分かっているから、でしょう。

日常生活のうち、一番困ったのは、愛犬の散歩でした。長時間の散歩はしばらく諦めてもらうにしても、最低朝晩2回のトイレ散歩には連れ出さなければなりません。
物のシルエットしか見えない目で、どうにか近場のトイレスポットまでの連れて行く日々が1週間ほど続きました。

「高齢になって目が悪くなって、運転ができなくなったら、犬を乗せて動物病院にも行けないのだ」という考えが、たびたび浮かびました。大好きな犬との旅行も、もう行けません。

くしくも7月後半に新たな保護猫を2匹迎えたばかりで、シャーシャー言う猫たちを懐かせたり、病院へ連れて行くという大仕事も控えていました。

恐ろしい考え

「死ぬまで犬や猫と暮らしたい。できることならゴールデンレトリーバーと暮らしたい」とずっと願ってきました。そんな私の脳裏に「もしかしたら、年を取ったら動物と暮らせないかも」という恐ろしい考えがよぎりました。

年を取って、体がうまく動かなかったり、車の運転ができなかったり、世話をできないときがあったりするかもしれない。そんなことがあっても、どうしたら動物たちと過ごす毎日を手に入れられるのか。

神様が「そろそろ真剣に考えなさいよ」と教えてくれた出来事だったのかもしれません。

(文責 C)

相談室ブログ,その他

諸外国の人々に比べ、日本人の睡眠時間は短いと言われ、「睡眠負債」という言葉もあるくらいです。

そんな睡眠負債を抱えたおとなと暮らしている子どもも、その影響を受けずにはいられません。

たとえば、日本の乳幼児の就寝時刻の遅さを示す調査結果があります。なんと47%が、22時以降に眠るというのです(『東京新聞』24年8月6日)。

厚労省の「睡眠指針」

10年ぶりに厚生労働省が改定した「睡眠指針」は、小学生は9~12時間、中学生は8~10時間の睡眠が目安としています(『朝日新聞』24年4月22日)。

が、実際はどうでしょう。みなさんの周囲を見回してみても、こんなに眠れている子どもはあまり見かけないのではないでしょうか。

今、子どもたちは本当に忙しく暮らしています。1日の大半を学校で過ごし、帰宅後はたくさんの宿題をこなし、塾や習い事もかけもちしていたりします。

息抜きにちょっとゲームをやったり、Youtubeを見ようものなら、もう深夜です。

睡眠は脳の成長に不可欠

睡眠はおとなにも重要なものですが、子どもにはなおさらです。脳の成長に不可欠だからです。

睡眠中に分泌する成長ホルモンは、骨や筋肉の発達、免疫力の向上、傷ついた細胞の修復などを行います。

ところが、睡眠不足になると、成長ホルモンやメラトニンが分泌しにくくなります。
免疫力が低下するので、風邪をひきやすいなど、病気にかかりやすくなり、治癒も遅れます。

前頭葉の働きが低下するため、やる気や注意力が落ちたり、落ち着きが無くなったり、キレやすくなったりもします。記憶を司る「海馬」の大きさは、寝不足気味の子ほど小さくなるとも言われています

しっかり眠って成績アップ

生活の流れを変えるのはそう簡単にはいきまませんが、「睡眠は大事!」と肝に銘じるだけでも、違ってきます。

少なくとも「睡眠時間を削って勉強する」のはコスパの悪い選択です。まずはゆっくり眠ること。それが前頭葉の機能を活性化させ、成績を上げることにもつながります。

CLUBみなしごブログ,死んだ後

先日の「clubみなしご」で、アパートなどの家を借りる場合に、賃貸保証人はいなくとも、カード会社が保障してくれる現状についてが話題になりました。

カード会社にわずかな手数料を払うことで、カード会社が保証人として家を借りることができるそうです。

たとえば昭和であれば、「家を借りる=保証人は親」が暗黙の了解という感じだったのでは? 新居を構える、引っ越しするのは、結婚や進学、就職などライフイベントの大きな変更を伴うときですから、「親」、いなくても「叔父叔母」あたりが保証人になってくれたのではないかと思います。

最近は孤独死や家賃未納などの問題から、家の貸し手である大家さんも、親や親族などの保証人より、カード会社の保障を希望する方が多いそうです。

仲介する不動産屋が限定したカード会社を利用していれば、大家さんは毎月指定日に、家賃一括入金されます。しかも、万が一、物件に事故があった場合にも保障してくれるそうですから、支払い能力の疑わしい保証人より、むしろカード会社が好まれるのかもしれないですね。

カードが作れない?!

とはいえ、これは借り手が「カードを作れる」ことが前提です。

当たり前のことですが、カードを作る時には審査があります。仕事のない主婦でも夫がそれなりに働いていてくれれば、子どもに定収入があればカードを作れます。十分な年金収入がある高齢者であれば、(おそらく問題なく)作れるでしょう。

一方で、さまざまな事情で定収入がない、財産がない、社会保障を受けている、信用情報に問題がある場合(行政の後押しで家を借りることはできます)などは、カードの審査に通らないことがあります。

ネット情報を見ると、カード審査の甘いところもあるようですが、「家を借りること」に特化した企業の審査にパスできるか?が問題です。

となると、みなしごは、仕事をしている間、なんらかの収入がある時に、カードを何枚か作っておく(審査に通り信用度を高めておく)べきなのかもしれません。特に、不動産保障で知られるのはエポスカードなど、丸井やセゾンなど百貨店関係のカードのようです。セゾンは死後事務にも参入していますね。

「Clubみなしご」では、参加者からみなしごに関する情報交換や教えてもらえることが沢山あります。毎月2回、日曜日は金策!や生活に関する現実的なことを、月曜日には最近の出来事や思ったことなどを語り合っています。ラジオのように聞きっぱなしでもOKです。皆さんのお知恵をお待ちしています。

(文責 R)

CLUBみなしごブログ,死んだ後

みなさんの生命保険の受取人は誰になっていますか。

私の場合、母が受取人になっていました。そもそも、自分が加入する生命保険会社に受取人が死亡した際に報告する義務はありません。そのため、ほったらかしていると亡くなった母が私の死後、保険を受け取ることになります。(もう亡くなりました)

保険が契約できない!

保険会社によって、確認や審査を受ければ友人やNPOなど任意の第3者を受取人に指定できます。ただし、相続という形で受け取るわけではないので、受取人には税制上、若干の負担が求められます。

ところが、新たに保険に加入する時には、いまだに「3親等までの親族」の指定が必要です。

介護保険が満期となり一時金を手にした私は、銀行でみなしご相談(死後事務)をしている時に、お金を貯めるための「方法」についてもたずねてみました。

たとえば、単純に1年、2年、10年などの「定期預金」、10年ものの変動「国債」などは安心だといいます。また、リスクを視野に入れるとNISAなどで知られるようになった投資信託、その他、外貨預金や外貨終身保険など、結構な選択肢があります。

0金利と言われる日本での貯金だと、時間外に1回ATMでお金を降ろしたら利息がパー(もちろん預金額によります)ですが、ドル建てだと4%前後の金利がつくとのこと。
その頃、円は150円くらいでしたから「外貨貯金?」とも思いましたが、外貨終身保険については魅力を感じました。為替により金利も変動すること、10年満期以上でも複利で増やせ、ドル建てでも降ろせることなど、リスクを想定した差益分岐点が明確であれば、海外にお金を移しておくのも悪くないかもしれません。

ただし、あくまでも「外貨終身保険」。保証人が必要です。3親等の親族で存命なのは母方の寝たきりの叔母、父方の認知症の叔母のみです。このあたり、兄弟がいて、甥や姪がいる方は強いですよね。なんとか契約できますから。

90歳超えた人に保証人をお願いするのもどうか?と思い、受取人以前の問題で保険加入を断念したのでした。

(文責 R)

CLUBみなしごブログ,死んだ後

世の中にはいろいろな団体があります。株式会社、有限会社、社団法人、医療法人、任意団体、NPO法人、学校法人、宗教法人・・・・キリがありません。

Yahoo知恵袋で調べるとNPO法人とは

「公共の利益のために活動している団体みたいな感じです。活動のためのお金を集めたりはしますが、あくまで活動資金であり団体に利益を与える目的ではありません。活動内容は、ホームレスの方に食事を提供したり、紛争地帯に赴いたりするなど法人によって様々です。有名なものに国境なき医師団などあります。彼らのサイトには資金提供の呼びかけがありますが、それらは全て活動資金へと当てられることになります。」

だそうです。

CLUBみなしごブログ,死んだ後

NHKに学ぶ

7月にNHKのクローズアップ現代で、「死後事務=高齢者終身サポート」に関する番組が報道されました。番組では、実際に「死後事務」委託団体にお願いしていたという80代男性の死後のさまざまな執行の様子が紹介されました。(閲覧日 2024.9.2現在)

誰がやる? みなしごの死後事務

みなしごの場合、亡くなった後の死亡届に始まる年金停止手続や埋葬、ガスや電話などのライフラインに関する解約など、誰も対応してくれません。それよりも死後、発見されるのかという問題もあります。

家族や親族がいれば、誰かがなんとかしてくれそうですが、普段、ほとんど付き合いのない親戚が、何の特にもならないのに(遺産なしだけど生命保険で支払うのかな?)、わざわざ役所や年金事務所にまで行ってくれるのかは疑問です。

子どもも配偶者もいない叔父が亡くなった時、携帯会社に解約依頼の電話をしたら、「姪御さんでは電話での解約はできません。続柄を示すものを持参してお出向きください」と言われたことなど思い出すとますます心配です。これは、みなしご共通の悩みでもありますよね。