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「ものすごく大胆な構図と独特な色使いで絵を描く子がいるの! もしかしたらすごい芸術家になるかも!?」

あるとき、小学校で図工を教えていた友人が、新一年生の男の子のことを興奮気味に話してくれました。その子は、たとえば太陽を白で星ようなかたちに描き、海を黄色で塗ったりするというのです。

“常識”は現実からかけ離れている

多くの場合、私たちは、太陽は赤やオレンジで丸く、海は青で描くのが“常識”です。嵐の海を黒っぽく塗ったり、柔らかい日差しを黄色で表現することはあるかもしれませんが、せいぜいその程度です。

でも、本当に太陽は、海は、そんな色や形をしているでしょうか?

確かに沈む夕日は燃えるような赤やオレンジになることがありますが、昼間の太陽は違います。強い熱を放つ太陽は丸というよりも、少し尖った印象を受けたりします。強い日差しに照らされた海は、青というよりも黄金色の輝きを放っていたりします。

「見たまま、感じたまま」

それを紙の上に現そうとすれば、私たちが通常描く“常識的な絵”は、現実からかけ離れています。きっと男の子は、「目に見えた風景」「自分が感じた景色」を素直に表現したのでしょう。

本当の自分を見失っていく

ところがそれから半年もしないうちに、友人はがっかりした表情を見せました。

「あの子の絵、だんだん普通になってきちゃった。他の子と同じような絵しか描かなくなってきちゃったの」

学校では「こうあるべき」を教えられるし、他の子と違えば目立ち、ときに笑われたり、いじめの対象になったりします。
「みんなと同じ」でいるほうが、学校では過ごしやすいのでしょう。だけどそれは、自分を見失うことでもあります。

感情よりも思考を優先させ、理性で欲求を抑えているうちに、「自分がどうしたいのか」や「何を望んでいるのか」が分からなくなり、喜びや楽しみも薄れてしまったりします。

心を解放し、五感で感じる

でも、あなたの中の感性豊かな子どもはいなくなってしまうわけではありません。出番を待ちながら、ひっそりと隠れているだけです。「いつか気付いてくれるかも」と、あなたを待っているのです。

そんな“あなたの中の子ども”をもう一度、呼び起こしてみましょう。
その子は、無意識の世界への案内人です。今まで見えなかったものを見せてくれたり、気付かなかったものに触れさせてくれたりします。いくら頭で考えても分からなかったことを教えてくれたりします。

その力を借りて、心を解放し、五感で感じてみましょう。そして、本来の自分を取り戻していきましょう。

箱庭ワークショップは、その手伝いをしてくれます。

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認知行動療法を用いたカウンセリング

気分が鬱々としがちな方に有効とされる認知行動療法。
近年、テレビやインターネット上の情報としても取り上げられることが多くなり、より注目が集まってきています。

認知行動療法は、認知療法と行動療法という、元々は別にあった二つの心理治療の方法を掛け合わせて、言うならば‘良いとこ取り’して生まれてきた、比較的新しい手法です。
ここ20~30年で急速に広まり、今や欧米での心理治療の主流になっているとも言われています。

実際にこちらの相談室で用いる場合の大まかな流れについてご紹介します。

初回のご相談では

まずは、ご相談者様のお困りの事柄や今までの経緯などをお聞きします。
困っていらっしゃる事柄にアプローチする方法として、認知行動療法がもっとも適切かどうかについて検討します。

ご相談内容によっては、認知行動療法以外の方法についてご案内させていただくこともあります。
たとえば、「自分の生き方について考えたい」という漠然とした大きなテーマの場合、あるいは、対人関係や家族・子育ての問題などについて対応を具体的に考えていくことが優先課題と思われる場合などは、認知行動療法は用いず、通常のカウンセリングとして進めていくことをお勧めします。

認知行動療法の進め方

日常生活の中で気分がネガティブな方向に揺れ動きやすいエピソードを挙げていただき、それについてさまざまな角度からの「検証」をおこないます。

「検証」とは、ご自身の感情がどう揺れ動くのか、その背景にはどのような考え方があるのか、その考え方のメリットとデメリット……等々について、詳しく掘り下げていく作業になります。
そのプロセスを可視化するためのワークシートや、考え方のクセを振り返るためのチェックリストを用いることもあります。

認知行動療法でめざす回復・改善とは?

このような作業を何回か繰り返しおこなっていくことで、今までは
「自分では手に負えないような感情の揺れ動きや落ち込み」
であったのが、
「自分で自分の感情を客観的に捉えられる・コントロールできる」
という感覚に近づけていきます。

認知行動療法は、「カウンセラーに変えてもらう」でなく、ご相談者様ご自身の気づきを通して、よりストレスの少ない、柔軟な考え方に無理なくシフトチェンジしていくための手法です。

その作業をお一人でされるのはなかなか大変だったりしますので、カウンセラーは作業を一緒に進めていくガイド役、というイメージでしょうか。
(自分でできるという書籍は多数出ていますが、あまりうまくいかなかった・途中で挫折したというお話もちらほら耳にします)

他のどの心理療法もそうであるように、認知行動療法もオールマイティではありませんが、うまく使うことで効果が実感しやすい方法でもあります。
(前述のとおり、ご相談内容によってはあまり適さないこともあります)

興味のある方・ご検討中の方は、お気軽にカウンセラーまでご相談ください。

こちらのサイトにも情報がございます。
認知行動療法を用いた心理相談
・メンタルヘルス専門相談

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最近、男性のご相談が増えている印象があります。
夫婦間、カップル間で問題を感じているという場合でも、女性よりも男性がファースト・クライエント(最初の相談者)として登場するということも珍しくなくなってきました。

一昔前は、カウンセリングを利用するのは女性が圧倒的。
男性の多くはカップルカウンセリングやファミリーカウンセリングでさえも参加したがらない、ということがよくありました。

妻や母親と呼ばれる立場の人が、どうにかして夫・父親をカウンセリングに引っ張ってこようとするも、なかなか実現しないということがよくあったのです。

逆に、男性(夫や父親)が登場すると、そのカウンセリングは劇的な影響を受け、家族の風通しも良くなり、凝り固まっていたものが動き出すなど、大きな変化が期待できたものでした。

男性の家事・育児への理解は深まっても

ところが最近は、男性がまずご相談にやってくるのです。
その様子を見ていると、もしかしたら、日本の男性が

「男は弱音を吐いてはいけない」
「男は強くなくてはいけない」

などの“男らしさの病”から解放され、新しい生き方を獲得しつつあるのではないかという期待もあるのですが、現実生活では難しいところもあるようです。

それを実感したのが、つい最近、都が発表した『男性の家事・育児参画状況実態調査』(21年度)調査結果です。
これは、都内在住の18〜69歳の男女を対象に働き方の変化と家事・育児への影響などを尋ねています。有効回答数は5000人で、うち2000人は未就学児の子を持ち、配偶者と同居する男女でした。

前回(19年度)以後、新型コロナウィルスの感染拡大により、在宅が増え、男女ともに家事・育児に取り組みやすい環境になりました。

事実、配偶者がいる男女の40%が、平日の在宅時間のうち仕事以外に使える時間が「増加した」と回答。仕事以外に使える時間が増えた人のうち、男性の65.5%が「家事・育児に対する理解が深まった」と答えたそうです。

ところが、子育て世代男女の週全体平均を見ると、1日あたりの男性の育児時間は2時間23分(19年度)から2時間15分(21年度)にダウン。女性は6時間9分(19年度)から6時間10分(21年度)に微増しました。

育児以外の家事等も含めた21年度調査の週平均は、男性が3時間34分、女性は8時間54分で、その差は5時間20分です。19年度調査に比べて男女差は19分拡大しました。

つまり、

「家にいる時間が増加して男性の家事・育児への理解や関心は高まったが、実際にはやらないまま。逆に、家にいがちな家族のため女性の家事時間が増えた」

ということなのではないでしょうか。

取り返しのつかないことになる前に

これでは、女性のイライラ、夫婦間衝突、不和が増えても不思議はありません。
「どうして私ばっかり」と、女性の喪失感は募るばかりです。

もちろん、こうした状況をつくったのは、男性個人の問題ではないでしょう。
長年、日本社会がつくってきた働き方の問題、世間が向ける男性への目、性役割の固定概念など、いろいろな理由がありそうです。

かつて男性は企業戦士などと呼ばれ、「24時間戦えますか?」という栄養ドリンクのCMがはやるほど、「夫は仕事、妻は家庭」が当たり前とされていました。それらは日本社会全体の問題です。

しかし、「社会の問題だから」と看過していたら、夫婦関係は取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。
夫の側は「うまくいってる」と思っていても、妻は内心、「不満や怒りでいっぱい」になっているかもしれません。

我慢したもの、ため込んだものが噴出したときほど、恐いものはありません。お互い思うことは、相手に伝わる方法で吐き出しつつ、上手に落としどころを探していきたいものです。

それには、まず、自分が何を感じ、考えているかを知り、よいコミュニケーション方法を探すことが重要です。

CAFICでは、こうしたみなさんのニーズに応えるため、カップル・カウンセリングや「もうひとりの自分”と出会うーー自己理解の勧め」なども用意しています。男性のみなさんも、ぜひご参加ください。

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芸術の秋だから‥というわけではないのですが、今回はカウンセラーが心理相談の中で用いる手法の一つ、アートセラピー(芸術療法)についてご紹介したいと思います。

アートセラピー(芸術療法)とは

 芸術表現には、それを作成した人の深層心理が現れる‥と考えることができます。また、創作活動そのものが、心を癒やすとも言われています。
‘アートセラピー’とは、芸術的な創作活動を伴う心理療法をひとまとめにしたカテゴリー名です。具体的な手法として、箱庭療法・コラージュ療法・絵画療法などが代表的なものとして挙げられます。

箱庭療法とは:木箱の中に箱庭療法専用の砂が入っており、その砂を動かしたり、ミニチュアを使ったりして、さまざまな風景や状況を表現することができます。

コラージュ療法とは:さまざまな写真やイラストの切り抜きの中から、ご自身が使いたいと思うものを選び、それを白い紙の上に自由に配置し、糊で貼っていきます。

どちらの手法も、ご自身でテーマを決めて作成することもできますし、ただ気持ちのおもむくままに作っていただいても結構です。

「そんなこと急に言われても、おとなの自分が取り組むのってちょっと抵抗がある‥」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に体験していただくと、ご自身の感覚をフルに働かせながらの作業に没頭し、楽しまれる方が大半です。

安全な場で表現することがこころを癒やす

 私自身もかつて見習いカウンセラーをしていた頃に、ベテランの先輩カウンセラーに見ていただきながら、箱庭やコラージュを作り、どういう思いで作ったか、今どんな気持ちか、などを聞いてもらい、とてもスッキリした!という体験をしました。

ちなみにこの‘スッキリした!’という感覚は、心理学用語でカタルシスと言います。カタルシスは心の浄化作用とも言われています。言語化できないような心の奥のモヤモヤを芸術表現をとおして吐き出すことで、心がほぐれて軽くなるような‥そんなイメージでしょうか。

アートセラピーは、年代・性別を問わず興味をお持ちの方に広くお勧めできますが、その他にも「言葉で自分の感情とか漠然としたものを表現するのが苦手」「カウンセリングでうまく話せるかわからなくて不安」という方にも適しています。また、発語が少ない、あるいはカウンセリングにあまり乗り気でないというお子様にも、ストレスなく楽しみながら取り組んでいただけるので、おすすめです。

詳しくは担当カウンセラーまで、お気軽にご相談ください。

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小学校や中学校でおこなわれているスクールカウンセリングや、自治体の教育委員会が運営している教育相談センター(名称は地域によって異なります)。
これらとCAFICのような民間の心理相談機関は、何が違うのか、どう選ぶべきか、について考えてみたいと思います。

教育相談とは?

対応できる相談内容は、どの機関でもさほど差はないかと思いますが、それぞれに得意分野はあります。

まず、学校校内でおこなうスクールカウンセリングは、学校内でのトラブル(友人関係など)や学校の先生たちに対応を考えてもらいたいと思うような事案(たとえば登校渋りや不登校など)に関して、カウンセラー経由で学校側とやりとりできる、というのが最大のメリットです。
カウンセラーと先生たちが校内で上手に連携を図ってくれるようであれば、そこに効果が期待できます。

教育相談センターは、発達に関する検査をおこなっていることが多いですが、希望者が多いため、学校で特別支援教育を受けることを検討されている方など必要性が高い方に限定しておこなっている自治体が首都圏では一般的です。そのほかに、お子様と保護者の方を対象とした心理相談全般もおこなっています。

担当者との‘相性’が決め手?!

スクールカウンセリングと教育センターに共通していることは、相談員の専門性にばらつきがあるということかもしれません。
自治体によりますが、中には‘カウンセラー養成の大学院を出たばかりで社会人1~2年目’という新人さんもいれば、心理系の資格を持たない元教員の方も相談員として勤務していたりします。

そのような方が必ずしも専門性の低い支援しかできないというわけではありませんが、「期待していたカウンセリングとちょっと違うかな」ということもあるかもしれません。
さらに言えば、心理の資格があり、経験があったとしても、あるご相談者の方にとっては「あまりピンとこないな」ということもありえます。

いずれにしても、カウンセリングは、ご相談者様とカウンセラーとが‘しっくりくる関係’であること、「この人に自分の悩みを手助けしてもらいたいな」と思えるような信頼関係が築けていることが大切です。

じょうずに活用して「次の一歩」へ

もし、学校など身近なところでの相談に出向いてみたけれどあまりしっくりこない、ただ話を聞いて「様子を見ましょう」と言われるだけで一向に進展が見られない、という場合は、別機関を検討してみられてもよいかもしれません。

また、不登校やひきこもりで学校から遠ざかってしまっている場合や、ご家庭内でのお悩みなど「学校のカウンセラーにこういう相談ってちょっと違うのかな?」と思われる場合なども、お気軽にCAFICにお問い合わせください。

年内は30日(水)まで、新年は電話・メール対応は4日(月)から、相談は5日からスタートします。どうぞよろしくお願いいたします。

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厚生労働省は、全国の児童相談所に今年1~6月に寄せられた虐待相談の対応件数(速報値)をまとめました。9万8814件(2020年9月30日)で、前年同時期と比べて8948件(10%)増えたものの、緊急事態宣言が出された4月から増加率が鈍化しているそうです。
コロナの影響で親子ともに自宅で過ごす時間が増え、虐待の増加が懸念されていたのは取り越し苦労だった・・・と安心したいところですが、「学校の休校などで虐待が見つかりにくくなっている」(同省)そうです。

虐待の数字を押し上げる夫婦の面前DV

面前DV

コロナのなか虐待が増えたのか減ったのか・・・本当のところはわかりません。

しかし、昨今の虐待統計を見ていると、子どもの目の前で激しい夫婦げんか(DV含む)が行われる「面前DV」が、心理的虐待の数字を押し上げていることは事実のようです。外出が減り、家の中で顔を合わせる時間が長くなればイライラや葛藤場面が増えること。平たく言えば「相手の嫌なところが目に付きやすくなり、けんかが増える」ことは、容易に推測できます。

実際、ご相談のなかでも、「コロナで家にいることが多くなって配偶者やパートナーに対しての不満が増えた」とおっしゃる方は少なくありません。

小さな火種のはずが・・・

長年生活を共にしていれば、不満が募ったり、ボタンの掛け違いが起きてしまったりすることはめずらしくありません。気安い間柄だからこそ、ちょっとした言い合いがヒートアップして、罵り合いになってしまうこともあるでしょう。

ひとつひとつの不満の種は、たとえば靴下の脱ぎ方だったり、食器の洗い方だったり、LINEの返事が遅いことだったり・・・端から見れば“微笑ましい”ような小さな火種だったはずなのに、いつのまにか二人では収拾できないほど燃え広がってしまうこともあります。

「家族の問題をだれかに話すのは恥ずかしい」
「夫婦のことを他人が理解できるはずがない」

第三者の視点を入れて解決の糸口を探しては

カップルカウンセリング

「夫婦のことだから」と抱え込んでしまうと、関係はさらに硬直していきます。次第に解決の糸口を見つけることが難しくなっていきます。

長い間、こんがらがり、膨らんだ毛糸玉を解くためには、ちょっとしたコツや経験が必要です。今までと同じやり方を続ければ、ますますこんがらがってしまうかもしれません。

第三者の客観的な視点を入れて、不満や問題のタネを見つけ出し、問題点を見つめ直して、やり直すきっかけを探してみてはいかがでしょうか。

お互いに「やり直してみたい」という気持ちさえあれば、夫婦関係を修復する可能性は残されています。
カップルカウンセリングという選択肢も視野に入れてみてください。

広い意味でのカップルカウンセリングとは

ところでカップルカウンセリングというと「夫婦やパートナーを対象としたもの」と思われるかもしれませんが、広くは二者関係の調整をはかるカウンセリングを指します。たとえば「親と子」や「上司と部下」「依頼人と依頼者」などです。

身近にいる大切な人、簡単には縁を切れない重要な相手との関係性に悩みを抱えている方も、ぜひご相談ください。

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医療機関

心身の不調や困り事が出てきたときに、どこに出向くのが一番よいのか、迷われる方も多いことかと思います。
そのような場合のご参考まで、まとめてみました。

まず、身体の不調がはっきりとある場合は、医療機関で内科的な疾患がないかどうかを診てもらうことを第一に考えても良いかもしれません。
その上で、「これといった疾患はないけれど、やはり不調が続く」「お医者さんにストレスを指摘された」という場合は、改めて精神科・心療内科か心理相談機関かを検討してみてはいかがでしょうか。

病院?それともカウンセリング?

精神科・心療内科と、心理相談機関との最も大きな違いは、薬による処方がなされるかどうか、です。ですので、たとえば「仕事になんとか行けるように、まず不眠をどうにかしたい」ですとか、「不安がつのってしまってつらいので、薬での治療を試してみたい」という方は、まず医療機関を受診して、医師に相談してみることをお勧めします。
中には、精神科の薬を飲むことには気持ちの面で抵抗がある、という方もいらっしゃるかと思いますが、そのような方も一度医師に相談して、心身がどのような状態にあるのか、聞いてみてもよいかもしれません。

医療と心理の活用法

カウセリング

「薬で少しラクになったけれど、根本的な解決・治療にはなっていないような気がする」
「薬で治療するというものではないと医師に言われた(対人関係でお悩みの方・不登校のお子さんもよく言われることです)」
という場合は、カウセリングを受けられることをお勧めしたいと思います。
服薬治療を続けながら、カウンセリングを受けることは、多くの場合問題ないですが、念のため主治医の先生に確認を取っておくと安心ですね。

こころの健康のために

精神科医療も、カウンセリングも、一昔前までは特殊な分野と思われがちでしたが、最近では‘必要に応じて活用する’ということがだいぶ一般的になってきたように感じます。
精神的な不調を「気合で乗り越えるぞ!」とできればそれに越したことはないのですが、そうもいかない時もあります。
それでも良いのです?
自分を責めすぎず、いたわってあげましょう。

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カウンセリング」のページに心理療法とカウンセリングについての説明を追加しました。

これから心理相談を受けるかどうかご検討中の方は、こちらと「初めての方へ」「よくある質問」のページを併せてご覧いただくと、だいぶイメージがしやすくなるのではないかな、と思っています。
ご不明な点などございましたら、「お問い合わせ」フォーム、またはメール等でお気軽にお問い合わせください。

改めてカウンセリングを考える

ひと昔に前と比べると、心理相談・カウンセリングに対する敷居はだいぶ低くなってきているように感じますが、それでもやはり非日常と言いますか、特別・特殊な場所、という感覚はあるかもしれません。
悩みを打ち明けることで、それが解決につながっていくのかどうか、カウンセリングが実際にどう自分に変化をもたらすのか、といった部分は多くの方が疑問や不安を感じられる点かと思います。

「カウンセリングの効果は1回でわかりますか?」

という質問をお受けすることがあります。これはとても難しい質問です。というのは、どう感じるかはその方により個人差が大きいためです。
ですが、「これはちょっとどうかな??」というモヤモヤ感がある場合などは、そのカウンセリングは無理に続ける必要はないでしょう。

「効果って言われるとまだよくわからないけれど、話を聞いてもらってなんかスッキリしたな」とか「今まで気づかなかった部分に気づけた」というような感想があるとすれば、そのカウンセリングはこれから展開を見せていく可能性が高いと言えます。そのような感覚をまずは確かめることから、お勧めしたいと思います。

臨床心理学、それは「人が生きる知恵」

私自身も、今から20年ほど前、駆け出しのカウンセラーであった頃、先輩のベテランカウンセラーに教育分析(カウンセラーが受けるカウンセリングのことをこう呼びます)を受けていましたが、自分ではまったく考えたことがないテーマ(自分自身の心理的な課題)に気づいたり、芸術療法を受ける側になって「心理療法で癒されるってこういうことか」と実感したりしたことは今でもはっきりと覚えています。

さまざまなお悩みにお応えするため、臨床心理学自体もどんどん進歩をしてきていますし、それをベースとして実際のケアを行なう私たち臨床心理士も自己研鑽を積み重ねてきています。

「心理学とは、人間がよりよく生きていくための知恵である」

というフレーズを本で目にしました(何の本であったか失念してしまったのが残念です!)。自分自身も一人の人間としてその知恵に助けられてきていますし、またこれからご縁があって人生の‘伴走’をさせていただく方とも、その知恵をシェアしていくことができればと考えています。