子どもの自傷・ODに気づいたら①
リストカットなどの自傷行為、薬を大量に摂取するオーバードーズ(通称‘OD’と呼ばれます)。
これらは非行行為などの何か目立ったことをしているようなお子さんでなくても、ごくごく一般の、いわゆる‘ふつうの子’に見られることも少なくありません。
自分を傷つける行動をどう理解する?

このような’自らの体を傷つける行為‘をどう理解したらよいのでしょうか。
私が今までカウンセリングを通して出会った子たちから聞いたのは、
「切ることで何とか気持ちを保っている」
「ダメな自分を罰したくなる、そうすることで気持ちがスッとする」
「しんどい気持ちから逃れるため。いざとなればODできる、と思うから生きてられる」
といった声です。
自傷すること・大量服薬することは、一見生きることを拒否する行動かのように見えますが、実は‘苦しさを緩和させて何とか生き延びるための手段’としておこなっている、という子が結構いるのです。
身近な人の自傷・ODに気づいたら
大人からすると、「そんな馬鹿げたこと・危険なことをしなくても‥」という気持ちが生まれるのも当然です。が、それをそのまま伝えてしまうと、そのお子さんは「ああ、やっぱり自分は他人に理解されない・受け入れられない存在なんだ」と自己否定を繰り返し、より心を閉ざしてしまうかもしれません。
身近な方の自傷やODに気づいたときには、できれば「どんな気持ちでそうしたいと思ったのか」に耳を傾けてあげてもらえればと思います。
始めは「なんとなく」とか「みんなやってるから」の一言だけかもしれません。
が、本当にそれだけではわざわざ痛いこと・苦しいことを繰り返さないはずです。
その言葉の奥にどんな気持ちが潜んでいるのか、時間をかけながら聴こうとする姿勢を見せ続けていると、子どもたちが本音を少しずつ語ってくれるかと思います。
中にはすでに状況がこじれていて親御さんがお子さんの気持ちに寄り添うことが難しいようなケースもあるかもしれません。そのような場合は、ご家庭だけで抱え込まず、ぜひ専門家の助言・サポートを受けることをお勧めします。
こちらの相談室でもご家族の方の相談をお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
Posted by 梶原真弓












