CLUBみなしごブログ,死んだ後

世の中にはいろいろな団体があります。株式会社、有限会社、社団法人、医療法人、任意団体、NPO法人、学校法人、宗教法人・・・・キリがありません。

Yahoo知恵袋で調べるとNPO法人とは

「公共の利益のために活動している団体みたいな感じです。活動のためのお金を集めたりはしますが、あくまで活動資金であり団体に利益を与える目的ではありません。活動内容は、ホームレスの方に食事を提供したり、紛争地帯に赴いたりするなど法人によって様々です。有名なものに国境なき医師団などあります。彼らのサイトには資金提供の呼びかけがありますが、それらは全て活動資金へと当てられることになります。」

だそうです。

一般社団法人とNPO法人

株式会社は収益を目的としているわけですが、どうやらNPO法人は違うらしい。
儲けを無視で半ばボランティアに近い形で働いているのだな、とわかった私はクローズアップ現代で見た(その2参照)、医者がやっているかもしれない一般社団法人の美容医療クリニックの情報から、主にNPO法人を掲げる「死後事務」業務に関わる団体を探すことにしました。

さらに情報収集のために銀行(株式会社なので利益を追求しているからかお客にやさしいというか、客慣れしている)に再度話を聴きに行くと

「国からこのようなコメントが出ていますよ。当社は全てガイドラインに沿っていますから」

と書類の束を渡されたのです。

「読むのが面倒なら、別紙のチエックリストを見てくださいね。ただ、お客様がかねてから気にされていた、賃貸物件や入院時の保証人などの生前のケア、ここでは身元保障サービス、日常生活サポートとありますけど、それらは本行では扱っていないんです」(高齢者等終身サポート事業者ガイドライン(PDF))

生きているときの方が・・・

私のこだわりの1つに、生きている間に体や心が不自由になったときに誰にサポートしてもらうのか問題がありました。

「認知症になって公的介護を受けるときに、自分ひとりで介護保険の申請とか無理だし、そもそも介護が必要になった時に、認知症だったらなにもできないし、誰も頼りにならないじゃん・・・」

手術の時に必要な保証人や、認知症や脳の障害で財産の管理が難しくなった場合の後見人制度など、

「生きているうちに必要(生前)」

なケアの目途をつけなければならないと考えるようになったからです。

お寺で墓じまいと永代供養の話を相談したときに、お住職の奥様との雑談で、

「死後事務っていうのかしら、弁護士事務所とかがやっているみたいな。こないだNHKでもやってましたけど。うちにも納骨やその後の経緯について弁護士さんが何度も訪ねてきて。そりゃそうですよね。本当に納骨されているかどうかなんて、亡くなった方もわからないですしね。」

というやり取りをしたばかりでした。

私が死んだら、本当に埋葬されているか否を知るすべはありません。むしろ心配なのは、どう死んでいくか、死ぬまでに人を頼りにしなければならないことがあるのかということです。

では、死ぬまでにどんなことが必要なのか、何をお願いして、今から自分でできることはあるのか、難民の私は「人任せにする前に、身辺を整理しなければ」という課題に直面したのです。

(文責 R)

CLUBみなしごブログ,死んだ後

NHKに学ぶ

7月にNHKのクローズアップ現代で、「死後事務=高齢者終身サポート」に関する番組が報道されました。番組では、実際に「死後事務」委託団体にお願いしていたという80代男性の死後のさまざまな執行の様子が紹介されました。(閲覧日 2024.9.2現在)

誰がやる? みなしごの死後事務

みなしごの場合、亡くなった後の死亡届に始まる年金停止手続や埋葬、ガスや電話などのライフラインに関する解約など、誰も対応してくれません。それよりも死後、発見されるのかという問題もあります。

家族や親族がいれば、誰かがなんとかしてくれそうですが、普段、ほとんど付き合いのない親戚が、何の特にもならないのに(遺産なしだけど生命保険で支払うのかな?)、わざわざ役所や年金事務所にまで行ってくれるのかは疑問です。

子どもも配偶者もいない叔父が亡くなった時、携帯会社に解約依頼の電話をしたら、「姪御さんでは電話での解約はできません。続柄を示すものを持参してお出向きください」と言われたことなど思い出すとますます心配です。これは、みなしご共通の悩みでもありますよね。

死後事務団体巡り

かくゆう私も「死後事務」を請け負ってくれる団体を探す難民を長らく続け、ようやく最近、自分が納得できる団体を見つけ出しました。申込金を払い、今は本契約のための書類作成中(基礎年金番号から、埋葬する寺院にはどう話をつけているのか、サブスクの契約番号に至るまで沢山あるので、なかなか終わらない)です。

みなさんもぜひ、ネットで検索してみてください。「死後事務」「高齢者サポート」というのは今や高齢者を対象とする1大ビジネスになりつつあり、膨大に見つかります。銀行やセゾングループ、法律事務所や行政書士事務所、謎の団体に至るまでいろいろなところが関わっています。

まず、「信頼できる団体」をと銀行へ。次に銀行でこの世界の先駆者だというNPO団体の説明会へ。さらに調べて、一般社団法人が運営するという団体や、行政書士事務所にも問い合わせしました。結果、疑問に感じたのが、銀行とNPO、弁護士事務所の違いです。

死後事務請負団体とは?

弁護士・行政書士事務所は法律に詳しいからこそできるのでしょう。銀行は話しぶりから遺産相続に関係して死後事務を請け負うというビジネスに参入したように思います。では、NPOや一般社団法人とはなんなのか?そういえば、クローズアップ現代ではこんな話をやっていたのを思い出しました。

近年、美容への関心が高まり、公的な医療保険が適用されない自由診療を提供するクリニックが急増しているそうです。ところがトラブルも少なくなく、NHKが取材すると、医師以外でも設立できる「一般社団法人」のクリニックが増えており、飲食店の経営者などが参入しているとのことでした。カネ目当てで医師の“名義貸し”も横行し、専門外の医師が自由診療に流れているという内容でした。

「一般社団法人」は、代表者が3名いれば登記することで、いつでも設立が可能な団体なのだそうです。美容医療と一般社団法人の話では、異業種のオーナーが参入し、一般社団法人のクリニックが次々に設立されているのが問題だと説明されていました。

代表3人でいつでも設立できる団体に、死後事務を任せていいのか?確かにある団体の説明会でも「もしこの会が倒産したら、私たちの死後事務や申込金はどうなるのでしょう」と質問されていた参加者がいました。となると、銀行のような大手が安心なのか、はたまた誰が設立し、どのような歴史があるのかにこだわる必要はないのか、私が難民化した原因の一つに、この「団体のゆえん」があったといえます。

(文責 R)

CLUBみなしごブログ,生きている間

人生の残りは意外と短い

女60才。
夫はいるけど、実の親きょうだいとはとうに縁が切れ、子どもはいない天涯孤独予備軍です。

「人生まだまだ先はあるだろう」と思っていたら、昨年、身近に感じていたミュージシャンが立て続けに亡くなってしまいました。

1月:高橋幸宏(70)、鮎川誠(74)
3月:坂本龍一(71)
10月:谷村新司(74)、もんたよしのり(72)
11月:大橋純子(73)、KAN(61)

ほとんどが70代前半。
KANさんに至ってはほぼ私と同じ年齢でした。
ショック…😳

人生100年時代と言われています。
しかしこうやって、もっと早く亡くなってしまう人もたくさんいるのです。
70才としたら、あと10年しかありません。
ぼんやりしてたら人生あっという間に終わってしまいます。

残りの人生何をすべきか

残りの人生、何をするべきか…
しかもまだ元気なうちに。

これは「今」考えるとても大切なことだと気がつきました。

まず思いつくのは「海外旅行」。

テレビで旅行番組を観たり、ニュースで海外旅行に出発する人を見るにつけ「自分も行かなきゃ!」と思います。

でも私は10回以上外国に行ったのですが、今思い返すと多大なる労力と出費のわりにはそれほどの実入りはなかった気がするのです。

今となっては自宅でくつろいで旅行番組を観ていた方が楽しいかも。

では「仕事」?
仕事が自分にとっての生きがいだったらそれも良いことでしょう。
仕事を通じて自分が向上し、人とつながり、人のためになる。
でも必要以上に、お金のための仕事はもうしたくないです。

過去を振り返りこれからを考える

では何?
年寄りの強みの一つに「過去の経験の多さ」があります。
今までの人生を思い返し、何が楽しかったか、そしてこれから何をすべきかを考えることが出来るのです。

今から思って、ほんとに楽しかったことは?

居酒屋で知らない人と話が合って盛り上がったこと
きれいな湖でのんびりしたこと
夫と二人で好きなクイズ番組を観ながら夕食を食べたこと
ギターで好きな曲を弾きながら歌ったこと
静かな場所で気持良い風を受けながら読書したこと
そして、今こうやって過去の楽しかったことを思い出していること

決して派手なことではないけど、日常の中にある楽しみを感じ、それに感謝する
何か新しいこと、大きなことに挑戦するのもいいけれど、もしかしたらこれが残りの人生で大切にするべきことなのではないかと思うのです。

と言いつつも、実際は日々の家事雑用で、時間が飛ぶように過ぎてしまいます。

「あーー、時間がどんどん過ぎてゆくー」

と思っても、それが自分の限界。
これはこれで仕方ない。
人はどんなときにもベストを尽くしているものなのです。

(文責 M)

CLUBみなしごブログ,生きている間

「CLUBみなしご」のミーティングに出ていて思うのは、参加者の興味が「生きている間」と「死んだ後」に分かれるということ。もちろん、いずれにも興味はあるのだろうが、人によって「より、こっちが気になる」というのがあるようです。

個人的には、圧倒的に「生きている間」が気になります。こう言っては無責任かもしれませんが、死んでしまえば自分は何も分かりませんから、腐乱死体になっていようと、死後事務が滞ってしまおうと、「まぁ、それはそれで仕方ない」と思えそうな気がします。

が、「生きている間」、もっと正確に言えば意識があって生存している間は、できるだけ痛い思いも不快いな思いも、寂しい思いもしたくない、と切に思います。

終の棲家はどうする?

そんな私が気になっているのが、「終の棲家はどうする?」ということです。

どこに住むか、だけではありません。どんなところにだれと住むか、何をして暮らすのか、どういうふうに生活するのか・・・いろいろ考えると、いったいどこにどんな終の棲家を構えるべきなのか、めちゃめちゃ悩みます。

動物は必須

私の日常に欠かせないものといえば、やはり動物です。最低限、犬と猫とは暮らしたい。そしてできれば犬は中型犬以上。可能であれば生涯、ゴールデンレトリーバーと一緒にいたいと願っています。

しかし、大型犬をいつまで世話できるのか。大型犬の世話には、体力、身体能力、経済力・・・いろいろなものがかさみます。日々の散歩や車に乗せての移動も、足腰が衰えたり、目が悪くなったりしたら、難しくなります。

住居の条件も厳しくなるでしょう。ペット可物件が増えてきたとは言え、大型犬可のところはまだまだ多くはありません。

さらに大型犬と猫と一緒に住める物件となると、賃貸ではかなり厳しそうです。

気にかけてくれる人も欲しい

そしてもう一つ、気になっているのは「私を気にかけてくれる人」の存在です。みなしごになれば天涯孤独です。いざというときに助けてくれる人も、私の人生や生活を一緒に背負ってくれる人もいません。法律的にも、私の生涯に関われる人はいなくなります。

「いつも一緒に」いるような人は無くてもいい。だけど、日々、挨拶を交わしたり、ちょっとした私の変化に気付いたり、私の健康や生死を気に留めてくれている人はいて欲しいなぁ、と思います。

そんなこんなを考えながら、終の棲家をどうするのか。もっと具体的に言うと住居と伴侶動物について、このブログを通して考えていきたいと思います。

(文責 C)

CLUBみなしごブログ,死んだ後,生きている間

常連のポイン子さんが、パワーポイントで「死後事務」についてレクチャーをしてくれました。
終了時には「そのデータをください!」という要望の嵐。

たとえば、私たちには、引っ越し時、入院・手術同意書などの「保証人」がいません。
認知症等の疾患で客観的な判断や決断力が衰えたときに、代理(=後見人)として動いてくれる人もいません。
これは「まだ生きているうち」に生じる問題です。

死んだ後、遺体はどうなり、住んでいた家はどうなるのか?公共料金の手続、サブスクや定期購入していたものの解約、年金や保険の受取終了など実に様々なことを考えておくことがあると再確認させられました。

CLUBみなしごブログ,生きている間

突然保証人の必要が

人間ドックの胃カメラで意識がもうろうとしているまさにその最中

「あ!ガンがあります」

と言われ、あれよあれよと転移の確認やらMRIなど通院すること数回。
1週間入院し、とりあえず内視鏡手術で切除することに。
当然、「付き添いの方に術前の説明を」という映画などで見たことのある展開が生じます。

「私、みなしごなので保証人はいません」
「なにかあった時に連絡のつく友達やいとこや親戚でもいいですよ」

と、大層ありがたい医師の声。

保証人の条件を調べておきましょう

10年以上、人間ドックでお世話になっている病院だからこその計らいかもしれませんが、経緯を説明して友人に保証人を引き受けてもらいました。

実はその数年前にも手術を受けているのですが、その際は友人を「いとこ」ということにして付き添いしてもらっています。

病院にしても何か事故があった場合、緊急の場合、治療費不払いの場合を想定しての保証人だからそんなものなのかな?と思っていたのですが、メンバーの方から、類似のケースで「保証人は3親等まで」と厳しく言われたとの発言が。

日頃からお願いできる人がいるか、通院している病院が求める保証人の条件について調べる必要があるなと感じる出来事でした。

CLUBみなしごブログ,死んだ後

先日、母の月命日に、自宅近所のお寺に墓参りに行くと、

本寺に縁のある人は

  • ①戒名はないものの骨壺から出した遺骨は永代供養・合祀塔地下に埋葬合祀できる20万円コース
  • ②戒名あり、骨壺のまま供養塔内の安置棚に納骨し、33回忌終了後、骨壺から出し地下に埋葬合祀できる50万円コース

で、御霊を見守ります

という掲示物を発見!

ぼんやりと、両親の7周忌が済んだところで墓じまいのタイミングを考えようとしていた私には絶好の情報です。
合祀という方法で供養塔に先祖の亡骸を移動でき、自分もそこで眠ることができるはず。

しかし、ふと

「墓じまいの後、50万円支払っておけば合祀してもらえる・・・で、誰が寺まで私の骨壺を持って来てくれるのだろう?」

すでに父方親族は壊滅状態で、母方いとこなどはここに墓があることすら知らないはず。仮にお寺の住所を残しておいたとして、いったい誰が「納骨」などの面倒な作業をしてくれるのでしょう?

Clubみなしごメンバーの方が、「骨壺が宅急便で寺に届くんですよ(笑)」と発言されていましたが、確かに・・・。

そもそも、病院の遺体安置所はせいぜい2時間程度しかいられません(両親の場合)。
遺体から骨壺までもいろいろありそうな。死後問題はまだまだ奥深いような気がします。
行政による合祀などもあるようですが。

CLUBみなしごブログ,生きている間

月に1度の「Clubみなしご」ですが、参加者の方の話を聴くにつれ、これからの人生で不安に感じていることが

「お金」
「他者とのつながりや気持ち」

の問題に分類できるように感じています。

お金はあればあるだけ頼りになります。
これに加え、預貯金の管理や資産についての知識・情報があれば、それこそ不労所得でも定期的な収入が期待できるかもしれません。

Youtubeなどの動画情報も、貯蓄や倹約、老後の暮らし、投資等の工夫や他の人たちの生活ぶりを知ることができて面白いです。


もともとネットから始まった「ガルちゃん(ガールズちゃんねる)」は性別を問わず多様なテーマについておしゃべりをするコミュニティで、私の好きなYoutubeの1つです。ラジオ替わりに良く視聴しています。
孤立や漠然とした不安など「気持ち」の問題もトピとして上がっており、意外にも生活の上でヒントになっています。ここ最近のトピで気にしているのは「新NISA」(笑)。
貯蓄と節税についての知識満載です。

その他、ブログのチエックや、図書館での関連本探し、「Clubみなしご」のようなミーティングに「聴くだけ参加する」ことで、暮らしを知るヒントが得られる場は少なくありません。
「知っていると知らないで大違い」上手に知識を得て、自身のみなしご生活を盛り上げたいものです。

CLUBみなしごブログ,自助グループミーティング

ホームページの「その他」の中に、「CLUB みなしご 情報共有」 というページができました。

前にも書いたように、 CAFIC が行っているミーティングのなかで、もっともにぎわっているのが 「CLUB みなしご」 です。 常時10人前後が参加しています (オンラインで実施)。ほぼ毎回、顔を出してくださる“常連さん”がいる一方、新規参加の方も、やはり毎回のようにいらっしゃいます。

「情報の共有• 継続」という課題

そうした状況のなかで、主催者側が気になっていたことのひとつに 「情報の共有・ 継続」がありました。
新規の方が語る悩みをうかがい、「あ〜、これはいつか出た話題。確かいいアドバイスもあった気がする」とは思うものの、 正確な内容が思い出せず・・・。ということが多々あったのです。

何しろミーティングですから、「言いっぱなし聞きっぱなし」が原則。録音はもちろんのこと、 話の記録すら残りません。貴重な情報も、どんどん流れていってしまいます。

「みなしごの遺産」に

そこで考えたのが「共有したい情報をどこかにまとめてアップしていくこと」です。
あたとえば、

①コストパフォーマンスのよい遺言書作成会社はどこか
②入院・手術時の保証人はどうしたか
③ 家を借りる時の知恵や親の介護の乗り越え方、
④法律や制度の「そんな使い方もあるんだ!」

という情報等々。

ときに「目からうろこ」「膝を打つ」ようなお宝話が飛び出したりします。それを「みなしごの遺産」として残しておかなくては、あまりにももったいないではないですか!

ときどき情報チェックを

今後も、「CLUB みなしご 情報提供」 に、 お宝情報を掲載していく予定ですので、ときどきチェックしてみてください。

そして、「CLUB みなしご」 のミーティングにも、ぜひぜひ顔を出してください。次回の開催は12月3日 (日) 12時半~です。

CLUBみなしごブログ,生きている間

CLUBみなしごで話題になるものの1つに、「みなしごの私たちには身近な信頼できる人が必要?」というものがあります。

CLUBみなしごに集まる方たちは、親兄弟、子どもがいない、頼りにできる親戚縁者がいない、いたとしても縁を切っているという境遇です。当然ながら、誰かに看取りを期待することはできません。無論、介護や看護も亡くなった後も同様です。

だからこそ、信頼できる人が身近にいてくれれば、闘病や死後の手続なども安心だと考えるのはごく自然なことでしょう。

「死後事務」とは

葬儀やお墓のこと、電話の解約や役所への手続など、いわゆる死後に必要な手続きを「死後事務」と言います。よく耳にする「遺言書」の執行は、法的効力があるのは財産だけです。
「死後事務」は、弁護士や司法書士などが、生前に委任契約を結んで手続きを代行してくれます。これらの死後事務と遺言書の違いなどはあまり知られていません。

横須賀市では、「わたしの終活登録」というカードに、エンディングノートの保管場所、臓器提供の意思表示、葬儀や遺品整理などについて必要な事柄を記入すると、市が保管するという行政サービスがあります。カードは厳重に保管され、その内容は医療機関や警察、生前に本人が登録した連絡先にしか伝えられません。

つまり、市が「死後事務」をするのでなく、登録した連絡先に連絡が行く(みなしごの場合は、信頼できる人?? そもそも誰を連絡先にする?)というシステムです。

たとえば、子なし・親族なしの未亡人(みなしご)が、孤独死した場合、自治体が火葬してくれる可能性は高いですが、夫の墓の場所を探し出し、妻の遺骨を納めることは難しいでしょう。エンディングノートに「通帳のお金で火葬して、無縁仏にしてください」と記して孤独死しても、自治体は預貯金を引き出すことはできないのです。
このため、横須賀市でも「わたしの終活登録」カード登録の際には、聴き取りをして、みなしご(=身寄りがない人)には第三者に死後事務を委任するように促しているそうです。

ひとりで死んでいくみなしごたちへf

よく、「人はひとりで生まれ、ひとりで死んでいく」と言われます。

しかし、生まれたときには、必ず傍らに母親がおり、助産婦や医師が付き添っていることでしょう。そうでなかったとしても、赤ちゃんは人の手で育てられるはずです。

孤独死の場合、警察の検視の後、死亡が確認され、戸籍や契約書などの公的書類を頼りに警察が近親者を探します。身寄りや引き取り手が存在しない場合、自治体が火葬し、官報に告知します。それでも引き取り手がいない場合は無縁納骨堂などで保管されます。

結局は自治体が処理してくれるという考え方もあるでしょう。残したお金は国庫となります。

みなしごを生きるための知識、交流、悩みや心配の共有、ネット上(リアルでも)での信頼できる人探しを目指しています。