自助グループが「安心の場」になるため
同じ問題を抱える人々が集って体験や感情を共有したり、お互いを理解し合ったりしながら、問題解決や回復へのヒントを得る自助グループ。
現在、CAFICでは、ZOOMを使って以下の3つの自助グループを稼働させています。
最後に挙げた読書会は、厳密に言うと自助グループではありませんが、「斎藤学」をキーワードに読書会にたどり着く人がほとんど。そのため自助グループになじみがある方が多いようです。
そして、「ゆるーい集まりの方が良いなぁ」という私の思いもあって、自助グループ的な色合いの濃い展開になることが多いのが現状です。
参加には同意書の記入が必要

CAFICの自助グループに参加する際には、参加についての注意事項を読んでいただき、同意書に記入していただいています。
参加者の方々が安心して気持ちを表現したり、感情を分かち合えるようにするためです。
ルールや同意書の詳細はホームページ中の「ミーティング参加の申し込み」を読んでいただきたいのですが、そこに書かれたことを端的に申し上げると、「ミーティングでの発言は、言いっぱなし、聴きっぱなしで、全体の運びは主催者(ファシリテーター)に従ってもらう」ということです。
参加のルール
もちろん発言は自由ですが、誹謗中傷に当たることやプライバシーにかかわることを尋ねることは御法度です。
さまざまな事情で声を出しての参加が難しい方がおられたり、情報共有のためにチャットも使用しますが、お互いの距離感を守るために、原則として参加者同士での個人チャットはご遠慮いただいています。
安心して参加できる場に
参加者の方々がそれぞれの意思で、個人的に親しくなることは良いのですが、たとえばマッチングアプリや友達づくりが目的となると、ちょっと違う、ということになります。
オンラインである故の気軽さで、ふとお互いの垣根を越えてしまったり、距離感がつかみにくいこともあるかもしれません。が、自助グループ本来の機能、目的をご理解のうえ、だれもが安心して参加できる場になるよう、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
(木附千晶)