親子カウンセリングをご検討中の方へ①

相談室ブログ,子どもに関する相談(問題)

こちらのカウンセリングルームでは、親子間の関係調整についてのご相談を承っております。
お子さんが成人されている場合もお受けできますが、「思春期の子どもとの不和を解消したい」というお悩みを多くお聞きしますので、今回はその場合についてご説明したいと思います。

こんなときにご活用ください

思春期(小学校高学年~高校生)の時期は、自我が育ち、‘親とは違う個人である自分’という意識が強くなります。
自分の考えを主張することが多くなり、その分、親子間で意見が対立しやすくなります。

「親子だけで話すと感情的になってしまうので、第三者がいる場で冷静に話し合いがしたい」といった場合にカウンセリングを活用していただくのも一策です。

本人(子ども)の同意が必須

親子カウンセリングをおこなう場合、お子さん本人が同意していることが大前提となります。本人が嫌がっているのに「カウンセリングでも受けてあなたが変わらないとどうしようもないでしょう!」等と説得して連れてくる、というのはお勧めしません。

仮にお子さんがどんなに滅茶苦茶なことをしていたとしても、1人の人間として認めてあげて、その意見を尊重してあげる姿勢が大切です。
無理やり、あるいは行き先をはっきり言わずに騙すような形で連れて行くことは親子間の信頼関係にヒビが入りますので避けましょう。

本人不在でも対応可能

お子さんが同意しない場合は保護者の方のみでお越しください。
本人がお見えにならない場合は親子カウンセリングという形にはなりませんが、‘親として現状にどう対応していくべきか’をカウンセリングで考えていくことが、事態の改善への一歩となります。

お子さんの反抗が激しい場合や、家にこもりがち・外出困難な場合に「子どもが相談に行けるようになったら‥」と様子を見ていると、そのまま事態が長期化してしまうこともあります。
ご家庭で抱え込まず、ぜひ専門家にご相談ください。

心理相談は父母別々で

お子さんに関するご相談は、親御さんお一人(お母様・お父様のいずれか)でもちろん可能です。

ご両親での来室を検討されている場合は、別々の時間でお一人ずつお越しいただくことをお勧めしています。
カウンセリングは学校の面談とは異なります。ご両親それぞれの思いや考え方を率直にお話しいただき、必要であればご夫婦間の考え方をすり合わせていくことが、お子さんの問題解決につながることもあります。
初回は、とくにカウンセリングが必要と考えられている保護者の方お一人で、ぜひお越しください。その後の進め方を担当カウンセラーより提案させていただきます。

お子さん同席でのカウンセリングをおこなう場合、どのように進めていくかについては、また別の機会に改めてご紹介させていただきます。

Posted by CAFIC池袋