CAFICオープンしました

2020年5月12日

東京の都心部だけでも数えきれないほどたくさんある心理相談機関。その中でもCAFICだからこそできること、を私たちは考えてきました。

CAFICの心理相談

まず、特徴として一番に挙げられることは、一つの心理療法の枠に捉われていない、ということです。

「心理療法」という言葉に馴染みのない方も多くいらっしゃるかと思いますが、簡単に言うと心理相談をおこなう上での‘流派’のようなものです。
例えば最近ですと、「認知行動療法」が一般的に知られるようになってきていますが、これも心理療法の一種です。
認知行動療法は治療効果が確認しやすい等長所もたくさんある手法ですが、この手法のみで全てのお悩みが解決するかというと、答えは‘NO’なのです。

つまり、オールマイティな心理療法というのは存在せず、どのようなお悩みにどのような方法でアプローチしていくかは、カウンセラーの技量が問われるところでもあります。

まずはご相談内容をお伺いしながら、適していると思われる手法を適宜ご提案させていただくスタイルになりますので、ご相談者様からも質問やご希望など、お気軽におっしゃっていただければと思います。

心理相談+α

二点目の特徴としては、心理相談だけでなく、ケースワークや情報提供といった支援も盛り込んでいることです。

例えば、「不登校で中学校に通えていない、高校はどうしよう」というご相談の場合。
カウンセリングを通して心身のコンディションを整えていくことももちろん大切ですが、同じくらい重要なのが、不登校生にも多くの選択肢があることを知り、最も自分に適した環境を選択できることです。

「不登校でもふつうの公立や私立は受験できる?」「通信制とサポート校の違いは?」「いわゆる‘普通校’に行けなくても人生のハンデにならない?」——そのような疑問をひとつひとつ解決していくことが安心感、そして希望につながります。

不登校は一例です。
他にも「別居や離婚をする場合の手続き・制度について知りたい」「そうなった場合の子どもの面会や養育費はどうなるのか」等、一般的な心理相談に‘プラスアルファ’(=情報提供や専門相談)でお応えできます。

人生のトータルサポート'を担えるような社会資源をめざして、CAFICの総合相談メニューは今後さらに充実させていく予定です。

Posted by 梶原真弓